今年は富士で秋祭り!オールスバルファンミーティング第2回

静岡県袋井市/掛川市の小笠山総合運動公園「エコパ」P3駐車場にて、オールスバルのミーティングイベント『エコパでスバルの秋祭り』が開催されたのは2024年9月23日(月・祝)のこと。それから1年、2025年は会場を富士山パーキング第1駐車場(山梨県富士吉田市)に移して第2回が開催された。

参加台数200台以上!井元貴幸&岩本佳美の"オール・スバル"ミーティング『エコパでスバルの秋祭り』に新旧スバル車が大集合!! | Motor-Fan[モーターファン] 自動車関連記事を中心に配信するメディアプラットフォーム

新旧オールスバルで200台!初開催のミーティングイベント スバル車のファンが増えてかなりの時間が経った。かつては車種別ミーティングを開くほどスバル車オーナーも多くなかったが、今ではマイナーモデルであっても(逆にだからこそ […]

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『エコパでスバルの秋祭り』イベントレポート。

主催はもちろん”いもっち”こと井元貴幸氏と”よしちゃん”こと岩本佳美さんの「いもといわもと」コンビ。”車種はもちろん新旧問わずスバルオーナーが交流できるイベント”がコンセプトだけに、今回も新旧様々な車種はもちろん、ノーマル車にカスタム車、カスタムでもチューニングにドレスアップ、レプリカ、アウトドアと実に多彩なラインナップとなった。

『富士でスバルの秋祭り』会場の様子。

また、ゲストやトークショーがパワーアップしたほか、新たなコンテンツも試みられており、前回とはまた違った楽しみもあったようだ。その様子をお伝えしていきたい。

開会式に続く集合写真記念撮影。

今回の『富士でスバルの秋祭り』には280台がエントリー。さらに当日参加のギャラリーが十数台、さらにゲストのクルマ、出展各社のデモカーも含めると、実に300台以上のスバル車が会場に並べられた計算だ。

事務局横に並べられたゲストの愛車。手前は岩本さんの愛車で、これまでたびたびメディアにも登場している。
出展社のデモカー。やはりWRXやBRZなどのスポーツ系が中心だ。

会場を一瞥すると、やはり最近のクルマが多いように感じられる。一方で、スバルがWRCで大活躍したGC8型インプレッサWRXを中心に古めのクルマも多数見受けられた。

新型フォレスターを筆頭に、アウトバック、BRZ、レヴォーグと最新モデルが並ぶ。
VA型のWRXが並ぶ。しかもブルーで揃えられており、壮観だ。全体を見回してもブルー系のボディカラーが多い。
エクシーガにGD型とGR型のインプレッサWRX、BRZ、フォレスター、レヴォーグが並ぶ。ゲストのSTI篠田淳氏によると「これだけボンネットに穴が空いたクルマが集まるミーティングは他に無い」とのこと。
古めのモデルではGC8型/GF8型の初代インプレッサWRXが多かった。やはりWRCでの活躍は印象深いようだ。ナンバーが「555」のクルマも少なくなく、WRC参戦当時のクルマ以外もあったのが意外。BRZのナンバーはマリオ高野氏の愛車も含め「61」がよく見られた。

会場には興味深いクルマが多数いたのだが、それらを紹介するのは次の機会に譲るとして、イベントの詳細をお伝えしておきたい。

まさかのサプライズも……スバルとラリーにまつわるゲスト

2024年に開催されて『エコパでスバルの秋祭り』同様、”いもっち”こと井元貴幸氏と”よしちゃん”こと岩本佳美さんがイベントを主催。

主催の井元貴幸氏と岩本佳美さんは当然として、今回は6名のゲストが来場した。井元氏とならんでスバルファンに人気のマリオ高野氏は、スバル愛だけでなく地元愛をアピールするべく「OTA」キャップをかぶって参上。STIの篠田淳氏はお馴染みのマイクパフォーマンスで来場者を沸かせた。

マリオ高野氏。「OTA」キャップに注目。
STIの篠田氏。今にも歌を歌い出しそうな雰囲気。
マリオ高野氏は愛車のBRZで来場。ゲスト車コーナーに展示された。

また、マフラーメーカー・ロッソモデロの「ロッソレーシング」から全日本ラリー選手権・MORIZO Challenge Cupに参戦するラリードライバーの兼松由奈選手とそのコドライバーを務める山下秀選手も来場。

ゴスロリファッションで登場の兼松選手。
コドライバーの山下選手。

そして今回はスバル系女性ライターのにゃんちゅうーさんと、やはりBRZに乗るYouTuber・りーちゃんさんが来場。”女子会”という新たなコンテンツも生まれた。

女性ゲストのにゃんちゅうーさん。
もうひとりの女性ゲストのりーちゃんさん。

ここまでは事前告知されていたゲストだが、当時はサプライズでさらにゲストが登場。なんと、プロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)で二度の王座に輝いたラリードライバーの新井敏弘選手が来場したのだ。

サプライズゲストの新井敏弘選手。

ランチタイムにはゲストによるサイン会も実施。普通ならゲストのひとりに並ぶところだが、なんとゲスト全員のサインを流れ作業で入れて行く方式。エントリー特典または現地で購入した限定グッズが対象となるが、総勢9名のサインが入いるのはなかなか豪華だ。

イベント限定Tシャツを早速着て、さらにサインを入れてもらう贅沢。
“世界のトシ・アライ”のサイン。
もちろん女性ゲストのサインも。
“いもといわもと”ももちろん参加。
サイン会には多くの来場車が整理券を手に列をなした。

トークショーは出演者とテーマを変えて3回も実施

多数のゲストが来場したイベントだけに、トークショーもメンバーを変えつつ3回を実施された。イベントのゆるい雰囲気からか、どのトークショーでもなかなか”ブッチャケ”なトークも展開され、時に「ここはオフレコで」と言った話も……まさに参加者だけの特典といったところだ。

最初のトークショーは「女子会」。主催の岩本佳美さんをMCに、兼松由奈さん、にゃんちゅうーさん、りーちゃんさんがマイクを握る。それぞれの愛車への想いやスバル愛を語った。
トークショー第2弾は、やはり主催の井元氏がMCとなり、兼松由奈選手と山下秀選手の全日本ラリー選手権クルーがラリー話を披露。今シーズンはトヨタGRヤリスで参戦している両選手だが、プライベートの愛車はどちらもスバル。また、全日本ラリー選手権最終戦となる「M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ」では、今年も井元氏による解説ツアーが開催される予定だとか。
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意外と古い日本で開催されるラリー競技 2004年〜2010年(※)に世界ラリー選手権(WRC)が「ラリージャパン」として北海道で開催され人気を博したが、リーマンショックによる世界的な景気後退の影響で日本メーカー(スバル、 […]

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2024年の「M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ」ガイドツアーのレポート。
トークショーでは兼松・山下両選手が9月5日〜7日に開催された「ラリー北海道」に出走した際のゼッケンがプレゼントとして用意された。
ゼッケンはじゃんけん大会で争奪。多くのトークショー視聴者が参加した。
じゃんけんを勝ち抜いた猛者がゼッケンを受け取る。ゼッケンはサイン入りだ。
最後のトークショーはSTIの篠田氏が実質MC。新井選手、マリオ高野氏とかなりブッチャケなトークを展開した。マリオ氏は地元群馬県太田市と、太田市で生産される輸送機器を強くアピール。新井選手は全日本ラリー選手権での苦闘について語った。トークショー参加者も視聴者もスバルとスバル車への期待は大きく、BRZサイズの4WDターボモデルや、MTのWRXの可能性も話題に上った。ただし、最後は篠田氏により濁されてしまったが……。
トークショーは篠田氏が音頭をとっての「やっぱりスバルがナンバーワン!」の掛け声で締められた。視聴者とのインタラクティブ性を大事にする篠田氏は視聴者側に。

女性オーナーが集まる”スバル女子会”も!?

岩本さんと兼松さんに、ゲストでにゃんちゅうーさんとりーちゃんさんが加わったことでイベントコンテンツとして「女子会」が開催された。会場には女性オーナーエリアが設けられ、普段はあまり交流が無いという女性スバルオーナー間の交流の機会となった。

「富士でスバルの秋祭り」女子会

さらに「女子会」らしい企画として、主催とゲストに加えエントリー女性を交えたお菓子交換会が行われた。それぞれ地元銘菓やオススメのお菓子を持ち寄って交換。初の試みながら大いに盛り上がったようだ。

集まって自己紹介や愛車紹介などが行われた。
女子会らしい催しのお菓子交換会。

女子会エリアの女性オーナー車もなかなか気合が入っていた。にゃんちゅうーさんのWRX S4やりーちゃんさんのBRZはもちろんだが、二桁ナンバーの初代インプレッサWRX(しかもAT車!)や、同じく二桁ナンバーの初代アルシオーネ(FFのVSターボ!)は異彩を放っていた。

女子会エリアのクルマ。手前がにゃんちゅうーさんのWRX S4。人が集まっているのが初代インプレッサWRXのAT車だ。
同じく女子会エリアのクルマ。赤いBRZがりーちゃんさんの愛車だ。
女子会にエントリーしている二桁ナンバーの初代インプレッサWRX。しかも、1年しか販売されなかった希少なAT車だ。
初代アルシオーネの後期型でFFの「VS」なおかつ5速MTはどれくらい残っているのか……。
希少なクルマだけに注目を集めていた。
内外装ともにコンディションは抜群。
6気筒NAの「VX」、4気筒4WDターボの「VR」があり、「VS」は4気筒FFターボ。

さらに、限定500台推定価格約800万円で発売されたスバルS210が1台、女子会エリアに参上!抽選販売に見事当選し、8月頃に納車された個体が女性オーナーにより会場に姿を表したのだ。これには来場者も一様に驚いていたようだ。

女子会エリアのS210。
やはり来場者の注目を集めていた。
リヤにはまごうことなきS210のエンブレム。
サイドのエンブレムと赤いキャリパーが眩しい。
6月29日締切!価格は800万円以上!? 500台限定のスバルS210の抽選に応募する?しない? 8年ぶりのSシリーズにその価値はあるか…… | Motor-Fan[モーターファン] 自動車関連記事を中心に配信するメディアプラットフォーム

2025年1月の『東京オートサロン2025』、4月の『モーターファンフェスタ』そしてSUBARU STAR SQUARE スバル恵比寿ショールームと、S210のプロトタイプモデルは度々展示されてきているのでその目で見てい […]

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スバルS210は2025年1月の『東京オートサロン2025』で発表され、5月下旬から6月末まで抽選応募を受け付けたSTI最新のコンプリートカー。

メーカーブースは前回を上回る14社が出展!会場特価品やサービスも多数

前回の『エコスバ』同様に、今回も多数の出展社がブースを構えた。今回が初参加となる出展社もあり、その数は14を数えた。各社デモカーの展示やパーツやグッズの販売、中には会場での施工サービスまで実施されており、大盛況だったようだ。

■CUSTOMLINE(しげる工業)

インテリアカスタムのカスタムライン(しげる工業)はデモカー2台を展示。BRZはジムカーナや86/BRZレースのクラブマンクラスに参戦している車両だとか。
ダッシュボードやドアトリムなど、上質感が格段にアップしている。
ダッシュボードやエアコン吹き出し口はオーナーのDIYでBRZ純正色に塗装されている。
マリオ高野氏のBRZもカスタムライン施工車だが、仕様が微妙に異なっている。

■千葉スバル

イベントへの出展に積極的な千葉スバル。今回も各種グッズを販売。オリジナルキャラクター「チバルくん」が人気だ。

■ロッソモデロ

GR86のデモカーを展示したマフラーメーカーのロッソモデロ。
“群馬の食器屋”と呼ばれることもある同社だが、今回も人気のチタンタンブラーとカトラリーも販売。人気を博していた。

■In-Line

ボディコーティングのIn-Lineは初出展。
コーティング剤のほかにアクセサリーが人気をい集めたようだ。

■近藤エンジニアリング

近藤エンジニアリングはBRZのデモカーとボルクレーシングのマフラーを展示。
「匠Project」ブランドのWRXがプリントされた新作Tシャツを披露。

■K&Pエンジニアリング

前回に続いて出展のK&Pエンジニアリングは、お馴染みの繰り返し使えるオイルフィルターをアピール。

■エヌズコーポレーション

やはり初出展のエヌズコーポレーションは水素によるエンジンのカーボンクリーニングサービスを実施。
実際に会場で施工しており、利用者からは非常に好評だったようだ。

■YRアドバンス

初出展のYRアドバンスはレヴォーグとBRZのデモカーを展示。イベント特価でのパーツ販売も行われた。

■ZERO SPORTS

前回に続き参加のゼロスポーツ。今回のデモカーはBRZだ。
オイルやエアフィルターを特価販売。25%オフでフィルター付きはお得。

■A PIT AUTOBACS SHINONOME

A PITオートバックス東雲も前回に続いての出展。オリジナルパーツやグッズを販売したほか、ガチャも用意。

■S-CRAFT

エアロパーツやワンオフパーツ製作のSクラフトも前回に続いての出展。先代WRXのデモカーも同様だ。
デモカーのエンジンルーム。
前回展示されたプライベートのヴィヴィオも健在。

■SHINING SPEED

スバル車を中心としたLEDパーツの販売やカスタムのシャイニングスピードも前回に続いての出展。

■名もなき

カーシャンプーやコーティング剤を扱う「名もなき」も前回に続いての出展。
この日のイチオシはスバル車専用のシャンプーとコーティング剤。

■オートプロデュースA3

前回に続き大阪から出展のオートプロデュースA3。アピールタイムでは11月23日〜25日に開催されるたこ焼き食べ放題と電卓クラッシュが魅力の「エキサイティングフェア」を告知。

第2回も大成功!2026年はどこで開催?

今回初の試みとしては女子会エリアに加えフリマエリアを設定。フリマエリアでの参加者は多くはなかったが、それぞれなかなか気になるアイテムを並べていた。もう少しフリマ参加者が増えるとより盛り上がるのではないかと感じた。次回以降の継続に期待したい。

パーツやグッズ、ミニカー(奥)が販売されていた。
こちらはレカロシートにラジエーターコアと中なの大物。

やはり最後には大ビンゴ大会で締められた。出展社や協賛各社、有志から提供された豪華賞品がズラリと並び、多くの来場車が景品を手にして帰路についた。

大ビンゴ大会の豪華商品。ビンゴ早いもの順に好きなアイテムをゲットできる。

今回は前回のエコパ(静岡県)に比べ関東寄りとなったため、中京や西日本方面からの参加は少々ハードルが上がったかもしれないが、それでも280台のエントリーを集め、当日参加やゲストカー、デモカーまで含めると300台以上のスバル者が集まり、大いに盛り上がった。

新旧、実に多彩なスバル車が集まった。前回からのリピーターも多かったようだ。

前回はエントリー車以外のクルマは少し離れた駐車場に停めたため、当日参加車などを見ることができなかったが、今回は当日参加車も同じ駐車場内に停められたので、エントリー車以外のクルマも見ることができたのは良い点だと思われた。次回開催については開催したい意向がある以外の発表はなかったが、大いに期待したいと思う。

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【『富士でスバルの秋祭り』レポート vol.2】

『富士でスバルの秋祭り』フォトギャラリー