新デザイン「ノイエ・クラッセ」採用で大幅にフロントマスクを刷新か
BMWは現在、コンパクト・クロスオーバーSUV「X1」の改良新型を開発中とみられるが、そのプロトタイプをスクープ班のカメラが初めて捉えた。

開発車両は厳重にカモフラージュされているが、「ノイエ・クラッセ」デザインを採用、X3とiX3のデザイン要素を融合させた、大幅に刷新されたエクステリアが特徴であることがわかる。

同社は、9月⑤日に主力電動SUV「iX3」を発表、ノイエ・クラッセ時代の幕開けを公式に宣言した。しかし、これは始まりに過ぎず、「ノイエ・クラッセ」のデザイン要素は、2027年までに約40の新型車やマイナーチェンジモデルに採用される予定となっている。
スクープ班は既に、新型M5や2027年型X5など、これらの新型車を多数撮影しているが、今回、新たに改良新型のX1を捉えた。
このプロトタイプはミニマルなグリルと、BMWの新しい横長LEDライトが採用されており、「ノイエ・クラッセ」デザインのX3に非常に似ている。また、幅広のエアインテークと、中央に凹凸のある新しいボンネットも特徴のようだ。
側面を見ると、ポップアップ式のドアハンドルと、iX3と同じサイドスカートが確認できるほか、サイドミラーもX3と同じデザインのものが採用されているようだ。
リアビューも大幅に刷新されており、新しいリアバンパーと改良されたテールライトが装着されている。また、ナンバープレートの位置も変更されている。
車内は撮影できなかったものの、パノラミックiDriveが搭載されると予想される。これは、ダッシュボード全体に渡るディスプレイと、17.9インチのインフォテインメントシステムが搭載されることを意味する。また、大幅に進化したアンビエントライトも期待できそうだ。
現行X1(3世代目)は発売からまだ数年しか経っていないため、今回の改良は驚くべき規模といえる。通常であれば、マイナーチェンジはそれほど大規模にはならないはずだが、今回の改良は5シリーズのマイナーチェンジよりも大規模なものとなりそうなのだ。
エンジンオプションはまだ確認されていないが、既存のものが継続される可能性が高いだろう。今後の展開はまだ不透明が、数ヶ月後にはより明確な状況が見えてくるはずだ。








