Lamborghini Temerario
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Lamborghini Revuelto
ラインナップの電動化を進めるランボルギーニ




2024年8月に開催されたモントレー・カーウィークにおいて、2013年から販売されてきた「ウラカン」の後継スーパースポーツ「テメラリオ」が発表された。テメラリオは、2023年に投入された「レヴエルト」に続き、ランボルギーニが独自開発したプラグインハイブリッドパワートレインを搭載する、「ハイパフォーマンスEV(HPEV)」第2弾として開発されている。
テメラリオのエクステリアは、ウラカンから“ベビーランボ”らしいフォルムを継承しつつ、デイタイムランニングライトやテールライト、サイドエアインテーク、エキゾーストパイプなどに、ランボルギーニの最新デザイン要素の“六角形”モチーフが散りばめられた。
テメラリオのボディサイズはフラッグシップのレヴエルトよりも、全長で187mm、全幅で37mmもコンパクト。スーパースポーツながらも、比較的取りまわしのしやすいサイズが与えられている。車両重量はテメラリオとレヴエルトで80kgほどしか差がなく、どちらもリチウムイオンバッテリーを搭載する割に軽量である。
ランボルギーニ テメラリオ
ボディサイズ=全長4706mm×全幅1996mm×全高1201mm
ホイールベース=2658mm
車両重量=1690kg(Dry)
タイヤサイズ=255/35ZR20(前)、325/30ZR21(後)
ランボルギーニ レヴエルト
ボディサイズ=全長4947mm×全幅2033mm×全高1160mm
ホイールベース=2779mm
車両重量=1772kg(Dry)
タイヤサイズ=265/35ZR20(前)、345/30ZR21(後)
パワーでテメラリオを圧倒するレヴエルト




ついにV10から離れ、テメラリオには新開発の新開発4.0リッターV型8気筒ツインターボを搭載された。ここに3基の電気モーターを組み込んだプラグインハイブリッドシステムを採用し、システム最高出力は920PSに達する。レヴエルトは、6.5リッターV型12気筒自然吸気エンジン+3モーターの構成となり、システム最高出力は1015PS。この強大なパワーを生かし、0-100km/h加速はエメラリオを0.2秒も凌ぐ。
ランボルギーニ テメラリオ
エンジン形式=V型8気筒ツインターボ+ハイブリッド
排気量=3995.2cc
最高出力=800PS/9000〜9750rpm
最大トルク=730Nm/4000〜7000rpm
システム最高出力=920PS
トランスミッション=8速DCT
駆動方式=AWD
最高速度=343km/h
0-100km/h加速=2.7秒
ランボルギーニ レヴエルト
エンジン形式=V型12気筒自然吸気+ハイブリッド
排気量=6498.5cc
最高出力=825PS/9250rpm
最大トルク=725Nm/6750rpm
システム最高出力=1015PS
トランスミッション=8速DCT
駆動方式=AWD
最高速度=350km/h
0-100km/h加速=2.5秒
落ち着きのある内外装が与えられたテメラリオ




「Feel like a pilot(パイロットのような気分)」というテーマを掲げた、テメラリオのコクピットは、12.3インチフルデジタルメーターディスプレイ、縦型の8.4インチセンターディスプレイ、助手席側には9.1インチパッセンジャーディスプレイをレイアウト。レヴエルトから続く、新世代ランボルギーニのインテリアをより進化させた、落ち着きのある室内空間を実現した。
せっかくランボルギーニに乗るのであれば、その存在をアピールしたいと思うもの。V12+電気モーターによる圧倒的なパワー、そしてランボルギーニらしい存在感を求めるのであれば、強烈な個性を放つレヴエルトという選択肢になるだろう。
一方、落ち着いた内外装が与えられたテメラリオは、ランボルギーニ製スーパースポーツとしてのツボを押さえつつ、多くの人に受け入れやすい佇まいを持つ。現時点で価格は公開されていないが、ウラカンに続き、日本においても高い人気を集めることになりそうだ。
車両本体価格
ランボルギーニ テメラリオ 未発表
ランボルギーニ レヴエルト 6543万円
