大切なクルマは単に屋内保存すれば良いわけではない

クルマを屋内保管する際には注意しなければいけないこともある。それは、屋内の環境だ。完全空調のスペースであればいいのだが、密閉されて換気状態が良くない場所では、室内の温度上昇や湿気の発生により、ボディパネルや金属部品にサビが発生する可能性がある。また、室内のシートやダッシュパネル、トランクルームのカーペットにカビが発生することもある。

屋内に旧車を保管し、湿気取りを車内に置いて対策しているという方から話をきいたことがあるが、あっという間に湿気取りの容器が水分で一杯になってしまうのだそうだ。
そこで、屋内駐車のクルマを良い状態で保管したい方におススメしたいのが、ガルーダから発売になっている、『エアガレージ』だ。

GARUDA『Air Garage Car Treasure Caseカーボンルック(価格:42万9000円/税込)』
PVC製で柱、壁、フロア部分も一体構造となった室内用インフレータブルガレージ。エアサーキュレーションにより、大切なクルマを優しく保護する。基本的な設置は、本体を広げて付属の電動ポンプで空気を入れ、ファンを取り付けるだけ。約3分で自立する。

床からの一体シールド構造で簡単に設置可能だ

エアガレージは、組み立て不要の簡単設置ながら、中に保管したクルマを最良の状態で維持可能な、屋内専用のインフレータブルテントタイプの車両保管用ガレージだ。

ガレージは床からの一体シールド構造となっており、設置したい場所に置き、付属する専用エアポンプを接続してエアを送り込むと、インフレータブルの柱と梁が簡単に自立する。エアチューブ内が適正空気圧力に達すると、ポンプは自動で停止。この状態でガレージは形状を維持可能だが、エアポンプとセンサーを柱に接続しておけば、インフレータブル柱の内圧を監視し、内圧が下がった場合は自動で空気の補充を行い正常な自立を維持可能となる。あとは保管したいクルマを乗り入れて、ジッパー付きの開口部を閉めればクルマの保管は完了だ。

付属のエアポンプは、日本国内での使用専用設計で、エアチューブ内への空気の充填と排出に使用する。圧力センサー付きで、コントロールボックスによりエアポンプを制御し、内圧が下がった場合は自動で空気の補充を行い、エアチューブ内の空気圧を適正に保つ。

強制循環ファンがホコリ、汚れ、サビ、カビ等を最低限に保ち続ける

シールド構造では、湿気が溜るのでは?という心配も不要だ。エアフィルター付き強制循環ファンが付いており、ファン装着面と反対側のジッパーを少し開け、ファンで外気を内部に送り込むことにより内部の空気は入れ替わるからだ。これにより、エアガレージ内の車両をホコリ、汚れ、サビ、カビ等から最低限に保ち続けることが可能だ。また、床を含めたシールド構造は、万が一の害獣や害虫等の侵入を防いでくれる。
このようにエアガレージは、大切なクルマになかなか乗る機会がない方にもピッタリの、保管用ガレージなのだ。

クルマを出し入れする開口部はジッパーで簡単に開閉可能。クルマからの乗降性を高めるために左右にもジッパー付きの開口部を設けてある。ちなみにサイズは、全長:5.7m×全幅:2.8m×全高:2mと、かなり大きなクルマでも余裕のサイズ。重量:60kg。また、特注で希望サイズもオーダー可能だ。
クルマ用だけでなく、大切なコレクタブルバイクを屋内に保管できるバイク用のエアガレージ(価格:30万4700円/税込)もある。サイズは全長:2.7m×全幅:1.5m×全高:1.8m。重量は25kg。