衛生面を最重要視するのはもちろんだがプライバシーの確保も大事
長距離ドライブや車中泊をする際、結構な確率で問題となるのがトイレ。渋滞が長引いたり、近くに道の駅など公衆トイレがない場合でも、人間の生理現象を止めることはできない。そこでぜひとも用意しておきたいのが携帯できる非常用トイレだ。袋にサッと用を足せるお手軽タイプから、家庭用トイレと同様の便器スタイルまで様々なタイプが用意されているが、状況によってどのタイプがベストなのかは大きく変わってくる。
たとえばひとり旅なら、いつどこで用を足そうとも気兼ねなくできるが、家族や友人など同行者がいる場合、そうはいかない。よほど大きなキャンピングカーでもない限り、プライバシーを確保できる空間を作り出すことは難しいのだ。そこで活用したいのが、パイクスピークの『ポップアップテント』。1m四方ほどのスペースがあればワンタッチで設置でき、着替えなどにも使用できる。災害時や緊急時はもちろんだが、海水浴やキャンプなど活用範囲は幅広い。


二重密閉で衛生的に処理できる非常用携帯トイレ
そして肝心の非常用トイレだが、もっとも重視したいのは衛生面だ。袋タイプでも便器タイプでも衛生的に処理ができ、廃棄するまでしっかり密閉できることが重要なのである。パイクスピーク『非常用携帯トイレ 3枚入り』は透けない袋の中に凝固シートをセット。成人約2回分の尿量(約700ml)を吸収でき、使用後はチャックおよびゴミ袋が付属。二重で密閉できるので衛生面でも心配なし。男女兼用で、大人も子どもも使用できるのだ。



水を使わず衛生的に処理できる全自動トイレ
また便器タイプでオススメなのが、クレサナ『ポータブルスリム』だ。本体にロール状のフィルムライナーが内蔵されており、使用するごとにボタンひとつで密閉パック。水を使わずに排泄物を処理でき、自動で密閉できるのだ。AC100V電源が必要だが、ポータブル電源などを用意できれば問題なし。スイス製で日本ではキャンピングカー製造でお馴染みのトイファクトリーが総代理店になっており、アフターケアも万全なのだ。

防臭・防水性に優れたフィルムを熱溶接して、排泄物を完全密封で個別に処理。衛生的に優れた自動フィルムパック式トイレ。水が不要なだけでなく薬剤も一切使用していないので環境にも優しい。電源はAC100Vを使用。

