GR86／BRZ用エアロの4作目！
ニューエアロの製作現場に潜入
美しいスタイルは、本格的なサーキットアタックをも意識した空力性能の追求から生まれる。そんな徹底した機能美こそ、バリスのエアロパーツの真骨頂といえるだろう。
そのバリスが、国産スポーツの主役といえるGR86／BRZ用の開発に特に力を注いでいることは、すでに多くのユーザーも知るところだ。スポイラーやフルバンパー、ワイドボディなど、数多くのキットをリリースしてきた同社が、さらに目の肥えたGR86／BRZユーザーをターゲットにした新作エアロキットの開発に着手しているという情報をキャッチした。
すでに登場しているワイドボディキットは、フロント片側85mm、リヤ片側70mmという大迫力の設定で、装着タイヤも295幅クラスが想定されている。重厚感あるデザインとして完成度は非常に高いが、その使用用途はサーキットでのタイムアタックなど限られたシーンに偏っていたのも事実だ。
そこで現在開発中の新作フェンダーでは、ワイド幅を抑えることで、NAチューンやボルトオン過給器チューンにも対応できるサイズ感とする予定。とはいえ、空力パーツとしての性能には一切妥協を許さないのがバリス流。各部に設けられたダクトはすべて本物の貫通構造であり、そのレイアウトも機能性を徹底的に重視して設計されている。
また、開発車両には「アライジング2」バンパーが装着されており、既存パーツとの互換性が確保されることも示唆されている。すでにアライジング1や2を装着しているユーザーにとっても、ステップアップの最適解となりそうだ。
サイドステップはフロントフェンダーからのラインを自然にリヤフェンダーへとつなげるデザインを採用。フロア下への空気流入を防ぐフラップ形状や、貫通式のダクトなど、機能性を突き詰めた仕上がりとなっている。
さらにリヤバンパーは立体的なラインと複雑な面形成によりボリューム感を演出。ディフューザー形状を取り入れることで機能性を強化し、両サイドには大型ダクトを新設。周辺の造形も相まって、よりレーシーなリヤビューを構築している。
モデリング作業は順調に進行中で、現在はライン修正や細部の意匠を詰める段階。近い将来には正式発表が期待されるバリスの新作エアロ。GR86／BRZオーナーにとって見逃せないニュースとなるはずだ。
●取材協力：バリス TEL：042-689-2939
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