ルノー4 E-Techおよび5 E-Techですでに採用されている「AmpR Small」プラットフォームをベースに製造

ルノーは現在、長年3ドアハッチバックとして親しまれてきた「トゥインゴ」後継モデルを開発中だが、その最終デザインが見えてきた。

ルノー トゥインゴ 後継EV 予想CG

トゥインゴは1992年10月のパリ・モーターショーで初公開され、当時の自動車デザインにおけるランドマークとなった。その名前は「ツイスト(ねじれ)」「スイング(揺れ)」「タンゴ(タンゴ)」を組み合わせた造語だ。初代は長寿モデルとして2007年まで生産され、15年間で250万台以上が生産された。

ルノー トゥインゴ 後継EV プロトタイプ スパイショット

最終世代(第3世代)は2014年にデビューしたが、あまり成功したとは言えなかった。そして、2020年代初頭、ルノーはこの世代のトゥインゴが最後のモデルになるとさえ発表、2023年後半には、後継モデルのコンセプトカーが発表され、新型への期待が高まっている。

後継モデルは、初代トゥインゴからインスピレーションを得たコンセプトカーのプロポーションと多くのディテールを継承している。例えば、ヘッドライトの形状、ヘッドライト間のエアダクトを模したデザインとボンネット右側の特徴的な要素も、初代モデルへのオマージュとして継承されるのだ。コンセプトカーと同様に、量産モデルは5ドア(初代トゥインゴは3ドアのみ)となり、すべてのサイドドアには自然なグリップを実現する伝統的なハンドルが採用されます。実車プロトタイプから判断すると、リヤウィンドウは開閉できず、通気口のようにわずかに開く程度になると思われます。テールライトの形状とグラフィックもコンセプトカーと酷似しており、リヤウィンドウにはワイパーが追加、トランクリッドはコンセプトカーと比べて明らかに大型化される。さらに、新デザインのオリジナルホイールが装着されているのも確認されている。

新型トゥインゴは、ルノー4 E-Techおよび5 E-Techで既に採用されている「AmpR Small」プラットフォームをベースに製造される。市場投入される最初のバージョンは、フロントアクスルに搭載された110psの電気モーターを搭載する予定だ。1回の充電での航続距離は、WLTPサイクルで約300km(186マイル)となる。

新型ルノー・トゥインゴは今後数カ月以内に発売される予定で、欧州市場での発売は2026年上半期を予定しており、価格は2万ユーロ(約340万円)を切ると予想されている。