「Evanescent」、「Reverie」、「Blossom」という3つの「個性的なエクスプレッション」で提供

ロールスロイスは、春と桜を称えるカラフルな「スペクター・インスパイアード・バイ・プリマベーラ」を発表した。

ロールスロイス 「スペクター・インスパイアード・バイ・プリマベーラ」

春を称えるこのカラフルなEVには、桜のモチーフがあしらわれているのが最大の特徴だ。

ロールスロイス 「スペクター・インスパイアード・バイ・プリマベーラ」

ロールス・ロイス・スペクターは、超高級ブランドとして、新たに「インスパイアード・バイ・プリマベーラ」エディションを発表し、さらに特別な存在となった。このモデルは、「高度にカスタマイズした自動車シリーズを通して表現された、春の詩的な探求」と謳われている。

イタリア語で「春」を意味する「プリマベーラ」の名を冠し、ドアのフロントには桜のモチーフを描いた手描きのコーチラインが配されている。足回りには、専用の23インチホイールを採用し、「春の光に迎えられて徐々に開く花びら」を想起させる「方向性のあるフォルム」を特徴としている。

花のテーマは、インテリアにも引き継がれ、桜の刺繍が施されたヘッドレストを備えた、カラフルなシートが採用されている。また、桜のデザインが施されたイルミネーション付きシルプレートと、「Spectre Inspired by Primavera」のバッジがアクセントを添えている。さらに、4,796個のライトが手作業で配置されたスターライトドアも魅力となっている。

ロールスロイス 「スペクター・インスパイアード・バイ・プリマベーラ」
ロールスロイス 「スペクター・インスパイアード・バイ・プリマベーラ」
ロールスロイス 「スペクター・インスパイアード・バイ・プリマベーラ」

しかし、最大の目玉は、桜のモチーフが彫刻されたブラックウッドトリムだろう。ロールス・ロイスによると、壁紙のような効果は「磨き上げられた木材の表面とのバランスの取れたコントラストを生み出すために、37種類のレーザー密度を試作し、仕上げを損なうことなくディテールを維持する特殊なサンディング工程を開発することで実現しました」とのことだ。

動力源は102kWhのリチウムイオンバッテリーパックで、最高出力584ps/430kW、6最大トルク900Nmを発揮するデュアルモーター式全輪駆動システムを搭載している。これにより、標準モデルは0~60mph(0~96km/h)を4.4秒で加速し、EPA航続距離は最大277マイル(446km)となっている。

スペクター・インスパイアード・バイ・プリマベーラは、「Evanescent」、「Reverie」、「Blossom」という3つの「個性的なエクスプレッション」で提供される。それぞれ独自のカラースキームが採用され、2026年初頭まで試乗可能となっており、その後、40万ドル(約5,900万円)で発売、春の直前に納車が開始される予定だ。