メルセデス・ベンツ、新型「VLE」のプレシリーズ生産をスペイン・ビトリア工場で開始

2026年以降、ビトリア工場ではまず新型の電動式(EV)VLE、Vクラス、ヴィトー（Vito）、eヴィトー（eVito）が生産される。VLEは新型の電気自動車として、後に最新鋭の内燃機関搭載車としても生産される。これにより、ビトリア工場の同一の生産ラインから異なるパワートレイン方式の車両が柔軟に生産される。さらに、ヴィトー、eヴィトーをはじめとするバンモデルの生産ラインも整備されている。新型VLEの生産ラインでは人工知能やデジタルツール、生産プロセスのデジタルツイン構築といった最新技術が活用されている。2026年からは、完全電動の「バン・エレクトリック・アーキテクチャー（VAN.EA）」を基盤とした中型バンがここで生産され、将来的には「バン・コンバスション・アーキテクチャー（VAN.CA）」を基盤とした車両も生産ラインから送り出される予定だ。

新型VLEは、リムジンのような走行性能とMPVのような多用途性を兼ね備えている。これは、メルセデス・ベンツのカスタマー（顧客）にとっても重要な付加価値となり、メルセデス・ベンツはここに焦点を当てている。最大8席のVLEラインナップは、家族やアクティブなライフスタイルを持つ顧客向けの柔軟な車両から、高級シャトルまでを網羅し、あらゆる状況に対応する多用途で最大限に柔軟な空間を提供する。