レクサスは、スペックや走行特性に特化するのではなく、女性の美的ニーズに答えるという斬新なスタンスを持つ、『Glam LX Concept(グラムLXコンセプト)』を発表した。

もとより実用性と広さを兼ね備えたレクサスLXだが、このコンセプトカーのトランクには、女性なら誰もが羨むウォークインクローゼットが作りつけられている。

外観から見ても、バービー人形へのオマージュと言えそうなカラーなど、このレクサスLXは何かが違うことが一目瞭然だ。
女性らしい派手なカラーリングだけではない。テキサス州のComplete Customsが手掛けたパールシンフォニーの外装ラッピングにより、このレクサスのエクステリアは、通常の工場塗装よりも輝きが増している。さらに、レクサスのマーケティング担当シニアマネージャー、リサ・マックイーン氏が解説する通り、このLXコンセプトのためにデザインされた独特なエクステリアには、確かなデザイン力が込められている。
同氏は「グラムLXは、レクサスの新たな章を象徴するモデルです。快適性とクラフトマンシップにとどまらず、お客様の情熱と自己表現への欲求に応える、まさに究極の一台です」と語り、「レクサスのデザインとイノベーションを、全く予想外の形で大胆に表現したモデルです。内装は、ステッチ入りのホワイトレザーにピンクのインサートがあしらわれ、極上のキャビン体験をお届けします」と付け加えている。
インテリアカラーのチョイスによって醸し出される雰囲気は、助手席側のグローブボックスに内蔵されたネイルポリッシュホルダーと見事に調和しており、モヘア、シルク、ストーンインレイの繊細なアクセントは、ディーラーで販売されている一般的なLXには見られない要素を醸し出している。上部の12.3インチインフォテインメントディスプレイと、その下の7インチHVACスクリーンは一般的なLXと共通だが、ピンク色がより強調されている。
前席の後ろには、本格的なビューティースタジオが出現する。四輪駆動車の後部座席でマニキュアとヘアセットを受けるのは、得も言われぬラグジュアリー感を感じることができそうだ。
後部座席では、縦に分割されたリヤハッチドアを開けると、トレイテーブルが出現。そこに衣装を並べながら、その上に衣装を載せることができる。
また、ドライヤーが装備され、ドアにはハンドバッグがそのまま置けるスペースがしつらえられるなど、これまでの常識ではなかった女性目線のアイデアも多数みられ、ハリウッドセレブなどから人気を博しそうなコンセプトと言える。












