81.4kWhのバッテリーを搭載で最大487psのハイパフォーマンス

キアは7月、新型電動ハッチバック「EV4」を発表したが、その高性能バージョンをカメラが初めて捉えた。

GTは、デュアルモーターAWDシステムを搭載し、来年中に発売される可能性がありそうで、フォルクスワーゲンID.3 GTXなどのライバルに対抗すべく、パフォーマンスと実用性を兼ね備えている。

キア EV4 GT プロトタイプ スパイショット

プロトタイプは厳重にカモフラージュされているが、これがありきたりなモデルではないことを示す特徴がいくつか見られる。最も注目すべきは、EV6 GTとEV9 GTで定番となっているネオンイエローのブレーキキャリパーだ。これらに加え、このモデル専用のツートンカラーのホイールが装着されていることがわかる。

ブラックのボディに覆われ、デザインの大部分は隠されているが、よりスポーティなバンパーやボディカラーのアクセントが加えられていることが予想される。EV4 GTには、スポーツステアリングホイール、専用シート、そしてGTバッジをふんだんに使用した、刷新されたインテリアが装備される可能性もありそうだ。

キア EV4 GT プロトタイプ スパイショット

標準モデルのEV4はE-GMPプラットフォームを採用し、58.3kWhまたは81.4kWhのバッテリーパックを搭載している。これらに加え、フロントに搭載されたモーターは最高出力204ps/150kWを発揮する。セダンモデルでは、航続距離は235マイル(378km)と330マイル(531km)となる見込みだ。

一方、EV4 GTは間違いなくパワーアップしており、81.4kWhのバッテリーを搭載、デュアルモーターAWDシステムを搭載すると予想される。これにより、最高出力は408ps/300kW以上に達する可能性があり、一部では487ps/358kWに達するとの憶測もある。

最終的なパワー数値に関わらず、サスペンションの再調整により、よりスポーティなドライビングエクスペリエンスが期待できる。また、エンジン音、ビジュアル、そしてモータートルク調整による触覚的な感覚でシフトチェンジをシミュレートするバーチャルギアシフト機能が搭載される可能性も高いとみていいだろう。