内装質感アップのダイハツ版 3パワートレイン搭載も美点

ロッキーは全長を4m以下に抑えた5ナンバーサイズのコンパクトSUVだ。売れ行きはトヨタにOEM供給するライズを下まわるが、こちらだけの専用装備としてソフトレザー調シート表皮の設定などがある。
エクステリア

ダイハツブランドだから、質感を高めた軽自動車からアップサイジングするユーザーも多く、ライズよりも上質な内装が用意される。パワーユニットは、1.2ℓ直列3気筒とそのハイブリッド、4WDに搭載される1.0ℓターボの3種類。1.2ℓの自然吸気エンジンは、動力性能は高くないが運転しやすい。
インストルメントパネル

少し高回転指向で4000rpmを超えると加速が活発だ。ハイブリッドは日産のe-POWERと同じく、エンジンが発電をし駆動はモーターが行なう。バッテリー容量が小さく、エンジンを停止させて走る時間も短い。それでもモーター駆動だから、アクセル操作に対する反応は機敏だ。
居住性


1.0ℓターボは、アクセルペダルを踏み込んでから加速力が強まるまでに、若干の時間差が生じ、やや設計の古さを感じる。乗り心地は発売当初に比べて改善されたが、路上のデコボコを若干伝えやすい。パワーステアリングは、直進状態に戻ろうとする反力が弱めだ。ボディがコンパクトで最小回転半径も売れ筋グレードは4.9mだから小回りの利きも良い。
うれしい装備



月間販売台数 1524台 (24年9月~25年2月平均値)
現行型発表 19年11月( 一部仕様変更 24年11月)
WLTCモード燃費 28.0㎞/ℓ ※ハイブリッド車

ラゲッジルーム


後席の膝先空間は狭めだが、前席の下に足が収まりやすく、窮屈には感じにくい。ボディサイズの割に快適だ。SUVの実用性とコンパクトカーの扱いやすさを両立させたのが魅力だ。


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