粟島は、若手芸術家が滞在して芸術作品を創作する粟島芸術家村事業を始めとする芸術関連の施設や観光スポットも多くあり、観光客が多く訪れる島である。しかし、島内は細い路地や里山が多くあり、ご年配の方や移動に配慮が必要な方々にとっては、移動が大きな負担となり、安心して快適に観光を楽しむことが難しい状況となっている。スズキは、こうした背景や課題を踏まえ、セニアカーを貸与することで、粟島を訪れる観光客が島内を移動できる環境づくりを後押しするとともに、三豊市や自販香川と連携し、地域の観光振興と持続可能な地域社会の実現のために取り組む。IoT技術を活用したセニアカー用の見守りデバイスはコヴィア社と開発されており、本取り組みを通じて、設定した見守りエリアを外れた場合の通知や転倒検知通知機能などの使い勝手を検証するとともに、利用者が安心してセニアカーを活用いただけるようにサポートされる。

