第2巻ではいよいよ鈴鹿4時間耐久に出場!
後半は「競争技世界一決定戦」がスタート
『エリア88』や『ファントム無頼』など航空機マンガの巨匠として知られる新谷かおる先生が、バイクの耐久レースをテーマに描いた『ふたり鷹』。2025年で連載完結40周年を迎えるのを記念し、完全版として復活刊行がスタート。7月25日に発売された第1巻に続き、9月26日には第2巻も発売された。
完全版は新谷かおる先生の繊細なタッチを再現するため、最新の技術で原稿を高解像度スキャン&補正したリマスター版となっており、既刊のコミックスを所持しているファンをも、満足させる仕上がりだ。細部まで描き込まれた1980年代の名車や迫真のレースシーンを大画面で堪能できる。
■STORY
ストリートライダーの沢渡鷹が、同じ名を持つサーキットレーサー・東条鷹と出会ったことで、耐久二輪レースの世界を目指すことになった。第2巻では「鈴鹿をとれ!!」を合言葉に、ふたりの「鷹」の運命が大きく動き出す。東条の背中を追い、鈴鹿8耐出場を目指す沢渡の前に、国際ライセンス取得という壁が立ちはだかって……。

第2巻では、鈴鹿4時間耐久レース出場から「競争技世界一決定戦」の開始まで掲載。本格的な耐久レース展開が始まる一方、少年漫画的エンターテインメント的な展開も描かれる。「競争技世界一決定戦」の戦いは3巻に収録されるので、今から続きが楽しみだ。

漫画本編以外の特集記事も充実しているのがこの完全版の魅力。第2巻では、漫画家・村上もとか先生に特別インタビューを掲載。『赤いペガサス』でF1を、『風を抜け!』でモトクロスを題材に作品を作り上げた村上先生が、モータースポーツ漫画の歴史と『ふたり鷹』の魅力を語る!新谷先生とのバイク交友秘話も必見だ。
ふたり鷹
著者:新谷かおる
刊行:小学館
発売日:2巻/2025年9月26日(金)※続刊は奇数月の第4金曜日発売予定
サイズ:B5判/446ページ
価格:5200円(税込)
『月刊モトチャンプ』では村上もとか先生にもインタビュー!
バイク雑誌『月刊モトチャンプ』では、漫画家やアニメーターなど、作品やオーナーとしてバイクに縁の深い作家にインタビューする企画を連載。2021年4月号および5月号の2号連続で新谷かおる先生のインタビューを掲載している。
『ふたり鷹』はもちろんバイクが登場するその他の作品や、新谷かおる先生のバイクライフなどについても迫る内容は、ファン必見。
さらに、2021年7月号では村上もとか先生にもインタビューしており、モトクロス漫画に挑んだ『風を抜け!』はもちろん、初の長期連載作品となったバイク漫画『熱風の虎』についても迫った貴重な内容だ。
いずれも電子版で読むことができるので、復活刊行されている『ふたり鷹』と合わせて読んでみてほしい。
新谷かおるの名作バイクマンガ『ふたり鷹』が復活! 連載完結40周年を記念して完全版が全8巻で刊行予定!! 第1巻は7月25日発売 | Motor-Fan[モーターファン] 自動車関連記事を中心に配信するメディアプラットフォーム
モトチャンプ 2021年4月号
モトチャンプ 2021年5月号
モトチャンプ 2021年7月号