塗膜耐食性評価技術の特徴

従来の塗装部品の防錆性能の測定は、専用試験機の中で数カ月かけて錆を発生させ、目視で劣化状況を評価する方法が一般的だった。マツダは、2017年に短時間かつその場で塗装部品の防錆性能を評価できる評価法を業界で初めて実用化し、塗膜の耐食性を「数分~数十分間」で、「定量的」に評価できる、「持ち運び可能」な測定器を開発した。これにより、試験期間の長さ、目視による基準のばらつき、実環境下での測定の難しさといった従来の課題を解決することができる。

測定器(サイズ:350×260×100mm)

社会課題への貢献

本技術をサービスとして他業界に展開することで、塗装の技術・材料開発における環境負荷の低減、社会インフラの効率的な維持管理や長寿命化に貢献する。例えば塗料・塗装部品開発においては、塗料の試作、再試験回数の削減により、原材料やエネルギーの使用量が減ることが確認されている。また橋梁や鉄塔などの社会インフラ分野においては、塗膜の劣化状態が不明のまま、一定の期間が経ったら保全を実施する手法が広く行われているが、塗膜の状態を確認の上、適切なタイミングでの保全を実施できるようになることが期待されている。

事業化に向けた計画

現在、マツダは事業化に向けて、協力企業から提供を受けたサンプルを独自の診断技術で評価し、その結果を報告書として納品する受託型サービスの事業性検証を行っている。今後は、2026年に受託型評価サービスとして事業化、および将来的にはクラウドを活用したSaaS型サービスの提供を目指す。

※測定器で測定したデータがクラウドに自動転送され、クラウド上のソフトウエアで分析が行われ、その結果をPCなどのデバイスに提供するサービス

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塗膜耐食性評価サービスは、マツダの自動車製造で培った塗装・塗料の評価技術を応用し、誰でも・短時間で・どこでも・定量評価を可能にします。

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