100%電気の新たなフラッグシップモデル、「N°8(ナンバーエイト)」が来春に日本導入

1955年10月6日、パリ・モーターショーで初公開された「DS 19」は来場者を驚嘆させ、自動車の常識を覆す存在として車の歴史にその名を刻んだ。

「DS 19」のハイドロニューマチック・サスペンションによる滑らかな乗り心地、油圧式ステアリングやブレーキによる操作性、そして未来的なフォルムは、当時の自動車業界に新たな基準を打ち立てた。
また、単なる技術革新にとどまらず、現在のDSオートモビルを形づくるブランドの哲学―すなわち「前衛的な精神」「サヴォア・フェール=匠の技」「フランス的エレガンス」を体現した伝説的なモデルとして、世界の自動車史に革命をもたらしたのである。

DSはその後も進化を続けている。

1958年に発表したプレステージモデルが大統領専用車として採用され、フランスの美意識と技術力を象徴する存在として広く認知されるようになった。
さらに1960年代には、カブリオレや「DS 21」が登場。
回転式ヘッドライトや電子制御インジェクションなどの革新的な技術を取り入れ、1975年までに累計150万台以上が生産された。
DSは一方で芸術作品としても評価され、哲学者ロラン・バルトは「ゴシック大聖堂に匹敵する」と称賛。
映画や広告の世界でもその存在感を放った。

2014年、DSオートモビルは独立したブランドとして新たなスタートを切ることとなった。
以降、エレガンスと先進性を融合させたモデルを展開し続け、プレミアムブランドとしての個性と価値を築いてきた。

そして70周年を迎えた今、DSオートモビルは次なる章へと歩みを進めている。
100%電気の新たなフラッグシップモデル、「N°8(ナンバーエイト)」が日本で来春に導入される予定だ。
新しいSUVクーペスタイルを表現する洗練されたデザインと、WLTPモードで航続距離691km(欧州参考値)を誇る先進の電動パワートレインなど、パリの美学と先進的なテクノロジーが融合したこのモデルは、DS史上もっとも贅沢で革新的な1台として次なる時代を切り拓く存在になるだろう。

この記念すべき年を祝し、10月18日(土)〜26日(日)までの期間、全国のDSオートモビル正規ディーラーにて「DS 70th Anniversary フェア」を開催。
フェア期間中にウェブサイトから来場予約のうえ商談を行った方に、今年パリで開催されたクラシックカーイベント「レトロモビル」で展示された1969年型「DS 21 Pallas」をプリントした限定Tシャツをプレゼント!

DS 70周年記念Tシャツ