新型 新型「日産リーフ」は執念の空力対策で700kmオーバーの航続距離を実現! 走りも洗練、乗り心地もスムーズ【写真・11枚目】 上級グレードの「B7 G」に標準装備される19インチアルミホイール。 水平基調で薄いインパネには、12.3インチの大型デュアルディスプレイを採用。Aピラーが後退して、ガラスサッシも細くなったことで前側方の視野も向上している。 上級グレードのシート地はテーラーフィットを採用。 センタートンネルがないフラットフロアになったのは新型の美点だ。 シフトセレクターはボタン式。センターコンソールの張り出しがないため、前席での横移動も容易だ。 フロントサスペンション形式:ストラット リヤサスペンション形式:マルチリンク式(カバーで覆われてほとんど見えませんが...) 穴開きフィルムとハニカム内の空気により高い吸音性能をもつ新素材をラゲッジのフロアボードに採用。 アクセルオンでの加速は電気自動車らしい力強いもの。ただ、加速し過ぎで扱いづらいということはなく、ちょうどいいアクセル特性になっているのが日産のこだわり。 車重の重いEVではどうしても固さが目立ちがちだが、新型リーフは穏やかな乗り心地が好印象だ。 3代目となる新型リーフ。全長4360mm×全幅1810mm×全高1550mm(プロパイロット2.0付きは1565mm)。全長4480mm×全幅1790mm×全高1540〜1560mmだっった先代に対して、全長は120mmも短縮されたのが際立つ。 先代から全長は120mm、ホイールベースは10mm短くなったが、有効室内長は1765mmと同等をキープしている。 先代までのハッチバックスタイルから一変して、新型はファストバックスタイルを採用。変更の理由は、空気抵抗を極力低減し、航続可能距離を続伸することにある。 モーター、減速機、インバーターのハウジングを一体化した3in1構造を採用することで、剛性アップとコンパクト化を実現した。 普通充電口は右フロント。 急速充電口は左フロントに配置。 乗り降りの際はこのようにポップアップする。 ドアハンドルは電動格納式。 静粛性に優れた室内で音楽を楽しむために、ヘッドレストにスピーカーを搭載したBOSEパーソナルプラスサウンドシステムを用意。 日産初の調光パノラミックガラスルーフ。ボタンを押すと...。 まるでスライド式シェードのように、徐々にガラスの透明度が変わっていく。 ガラスに遮熱機能が備わっており、夏場の温度上昇も防いでくれる。 ラゲッジルームは後席を倒すことなくゴルフバッグ2セットを横積みできる。 こちらは3in1ユニット単体の展示モデル。 新型リーフの空気抵抗係数(Cd値)は0.26。その実現のため、フロア下は徹底的にフラット化されている。 ジャッキアップポイントにもカバーが施されている。 フロントタイヤの前に配置されたディフレクターの形状も凝っている。段差などに接触しても破損しにくいように、柔らかい素材でできている。 ルーフの傾斜角度は17度。「マジックナンバー」と開発陣が呼ぶほど、この角度が空力ロスを減らすのに効果的なのだそう。 ドアミラーをキャビンから遠ざけることで、風切り音を低減。 反対側(車両に搭載した場合は後ろ側)からの様子。コンパクトになったユニットに合わせてサスペンションメンバーの開口部を縮小し、モーターマウントブラケットも最適化することで、大幅な振動低減も実現した。 この画像の記事を読む