2025年、第7回のTOYO TIERES FAN MEETINGは初めて東京で開催された

TOYO TIRES FAN MEETING(以下TTFM)は、TOYO TIRESがファンと直接コミュニケーションを図るべく、2022年より全国で開催する、コミュニティイベント。

これまで、大阪、埼玉、愛知、福岡、岡山、宮城と開催され、2025年10月18日に、待望の東京での開催が実現した。

TOYO TIRES FAN MEETING会場となったイオンモールむさし村山つむぐ広場

会場となったのは、イオンモールむさし村山つむぐ広場。トーヨータイヤ装着車両は、参加費を払って会場に展示、アワードへエントリーすることができるが、その他のイベント見学は無料のイベント。イオンモールに買い物に来た家族連れが、集まったクルマをフラリと見に来る、そんなシーンも多数見られた。

エントリーしたユーザーの車両はアワードの対象となり、投票により「BEST CAR OF PROXES」および「BEST CAR OF OPEN COUNTRY」が選出される。

なお、アワードへの参加者には、その場でロゴを刻んでくれる限定ノベルティグッズが配られていた。

限定ノベルティグッズ

10月下旬と思えない暖かな晴天に恵まれた当日、まずはTOYO TIRES株式会社商品企画本部グローバルマーケティング吉川誠部長からのトーヨータイヤファンへのメッセージから始まった。

TOYO TIRES株式会社商品企画本部グローバルマーケティング吉川誠部長

会場には、トーヨータイヤを装着するメーカー、ショップのデモカーや、それぞれのブースで賑わいを見せていた。

展示デモカーと装着タイヤは以下の通り。

JAOS LEXUS GX(OPEN COUNTRY R/T TRIAL 275/70R18)

トライトン・ラリー車両(OPEN COUNTRY R/T TRAIL LT265/70R17)

ルノー・カングー(OPEN COUNTRY H/T Ⅱ 205/55R17)

GR86 D1車両(PROXES R888R Drift 285/35R19)

ハッピーセットGRスープラ セーフティーカー(PROXES R1R F225/35R18 R285/35R19)

Z34フェアレディZ(PROXES Sport 2 285/30R20)

また、出展ブースと展示車両は以下の通り。

MOONTECH(GR86)

maniacs STADIUM(Volkswagen Golf 8.5R)

YR-Advance(SUBARU BRZ)

Garage Vary(NDロードスター)

ACRE BRAKES(SWIFT Sport ZC33S)

WISTERIA(ジムニーシエラ)

ART FACTRY GRAPHICS(ハイラックス・ワイルドスピード車両)

.ICK(RAV4)

flexdream(ランドクルーザープラド 150)

LADDER FRAME(ランドクルーザー 250)

APIO(ジムニーノマド JC74)

FLEX(ハイエース)

ゲストのヤバかった経験は?

ステージでは、トーヨータイヤを普段から愛用して様々なフィールドで活躍するゲストによるトークショーがトーヨータイヤイベントではおなじみのDJ白石美音さんによるMCで始まった。

白石美音さん

トークテーマはこれまでのモータースポーツやイベント参加などでの「ヤバかったこと」。トーヨータイヤを履き、世界最高峰レベルのオフロードレース「Baja(バハ)1000」にこれまで3年連続で出場しているJAOS社員ドライバーの能戸知徳選手は、レース中にパンクによりタイヤが3本になり、3輪で走らなくてはならなくなったエピソードを披露。

能戸知徳選手

D1ではドリフトドライバーとして活躍する藤野秀之選手と玉城詩菜選手は、藤野ドライバー、玉城コ・ドライバーとして北海道ラリーにも出場しているが、ラリー中に横転してしまったそうで、藤野ドライバーは玉城コドラの指示を聞かなかったと暴露。玉城選手は「コドラ経験が少ないため、怖くはなかった」とのこと。

トヨタ自動車の社員ドライバーでありながら、松山北斗選手は、今年ラトビアで開催されるドリフトチャンピオンシップへの参戦が決まった。御存知の通り、周囲の戦争の状況など含め、車両の搬送が大変心配だったそうだが、なんとか無事ラトビアへ運ばれたので一安心。ところが、船積み中に湿度の影響か、センサーなどの調子が悪くなっており、会場付近のカーショップや修理屋さんを探してなんとか出場にこぎつけたそうだ。

松山北斗選手

一木花漣さんは、ドライバーではなくフィッシングするオプカン女子。真冬の相模湖へ出向き、帰り道で吹雪に見舞われたものの、オプカンのおかげで無事帰還することができたとのこと。

一木花漣さん

いずれも、タイヤの重要性、トーヨータイヤへの信頼感が聞くものに伝わるトークショーだった。

場内ではその他に、TOYO TIRESの社員でありグランツーリスモの世界チャンピオンである宮園拓真選手とのグランツーリスモ対決が行われ、一般参加ユーザーが見事世界チャンピオンに勝利していた。

そのお隣では、トヨタ自動車社員によるラジコンコーナーも設置。

そして、アワードエントリーのトーヨータイヤユーザーへの投票結果が発表された。

結果を聞く前に、気になるエントリー車両をピックアップ。

まず、プロクセスTR1を履く三菱・エクリプス。鮮やかなグリーンのボディは言うまでもなく映画「ワイルド・スピード」の劇中車を再現したもの。ただでさえ絶滅危惧車種の希少な2代目エクリプスの外観は、今回出展もしているART FACTRY GRAPHICSが手掛けたもの。つまり、オフィシャルに認められた公認ワイスピ車両の一台というわけだ。

そして、OPEN COUNTRY R/Tに「RAYS FDX-J 」をするブルーのジムニーは、トーヨータイヤのイメージである青に全塗装したのかと思えば、ジムニー純正色のブルーだそう。同じくブルーに仕上げたミニチュアカーやラジコンなどとともに、ジムニー愛とトーヨータイヤ愛を感じさせる1台だ。

TTFM東京2025での「BEST CAR OF PROXES」はレクサスRCF、「BEST CAR OF OPEN COUNTRY」はRAV4が受賞となった。

最後に、出店者提供の記念品がもらえる抽選会を行い、イベントは終了。

TTFMについて、次回の開催について、場所や時期などはまだ決まってないものの来年以降も続けていくとのこと。

もし、これまで近くでの開催がないため、参加できなかったトーヨータイヤファンは、地元の近くで開催してほしい!そんな声をトーヨータイヤに投げてみてはいかがだろうか? ファン思いの同社はきっと検討してくれること間違いないはずだ。