BMWの新型バッテリー式SUV「iX3」の兄貴分である次世代X5が、ノイエ・クラッセ風のエクステリアライトやスタイリングキューを特徴とする姿で撮影に成功した。

BMW X5 次期型 スパイショット
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2026年8月頃に量産開始が見込まれるG65型は、ディーゼルエンジンとガソリンエンジンから始まる5種類の駆動システムが用意されることが確認されている。

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BMWが2025年9月22日に発表したプレスリリースによると、G65にはマイルドハイブリッド、プラグインハイブリッド、電気自動車、そしてトヨタと共同開発した水素燃料のオプションも用意されるほか、レンジエクステンダー付きのバッテリー電気自動車などが提供されるようだ。

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捉えたX5プロトタイプは、フラットなアンダーキャリッジとテールパイプがインストールされていない点からも、バッテリー駆動モデルであることがわかる。

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また、ヘッドライト内部では、初めてノイエクラッセLEDデイタイムランニングライトを備えているほか、完全新設計されたテールライトの一部も露出している。9月終わりには、プロトタイプが公式リークされているが、LEDデザインは隠されていた。

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インテリアの大部分は黒い布で覆われているものの、パノラミックiDriveが搭載されることがわかる。これは大きな転換点だろう。従来のインストルメントクラスターが、フロントガラス下部に配置されたピラー・トゥ・ピラーの細長いディスプレイに置き換えられたのだ。

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これらのウィジェットには、コンパスや天気予報ウィジェットから、オーディオやナビゲーション情報を表示するウィジェットまで、あらゆるものが含まれる予定だ。また、Gメーターや現在のパワーとトルク出力の表示といった、パフォーマンス関連のウィジェットも搭載される。

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量産型では、「iX3」がノイエ・クラッセ・プラットフォームを使用するのに対し、X5シリーズ次期型はBMW既存のクラスター・アーキテクチャ(CLAR)のアップグレード版をベースに開発されている。

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パワートレインは、3.0L直列6気筒ガソリンエンジン+プラグインハイブリッド、4.4L V型8気筒ガソリンエンジン+マイルドハイブリッドを提供。EVバージョンのiX5には、デュアルモーターバージョンのみ用意されるとみられている。iX5最上級グレードとなる「M60」は、ポルシェ・タイカン4Sに匹敵する593psを発揮する。

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また、レンジエクステンダーモデル(REx)は完全電気自動車の航続距離の600マイル(約960km)を超える可能性を秘めており、もし成功すれば、新たに導入されたiX3と間もなく登場するX7にも搭載される可能性がありそうだ。

X5ファミリー次期型のワールドプレミアは、2026年とみられ、スパルタンバーグで生産される。