コンパクトクロスオーバーを大胆な山岳対応マシンへと再解釈

北米トヨタが発表したカローラクロス・ハイブリッド「那須エディション」。ハイキング、温泉、アウトドアアドベンチャーで知られる日本の景勝地・那須山に着想を得たこのモデルは、機能性とスタイルを向上させるアクセサリー開発に特化したトヨタのサービスパーツ&アクセサリー開発(SPAD)チームによって設計・製作された。SEMAショーに向け、SPADエンジニアは数百に及ぶアクセサリー開発プログラムを管理しつつ、刺激的で機能的な特別仕様車が実現された。

那須エディションでは、改造フードスクープを備えたワンオフボディキットがボディをアグレッシブに際立たせている。ロックスライダー、カーゴバスケット、改造された可動式ルーフラックといったオーバーランディング装備がオフロード性能を強調。荷室にはカスタム引き出しシステムとスライドトレイ上の冷蔵庫が装備され、長期旅行のための整理整頓と利便性も抜群だ。

照明は実用性とスタイリッシュさを兼ね備え、改造されたトヨタ製ライトバーとフォグランプが道路を照らす一方、カスタムイルミネーション付きドアシル、パドルランプ、カーゴシルが車内とキャンプサイトを明るく照らす。

パワートレインは、2026年型カローラクロスの効率的なハイブリッドパワートレインを継承。2.0Lアトキンソンサイクル直列4気筒エンジンが3基の電動モーターと連動し、合計196PSを発生する。全輪駆動システムは、特注のトヨタトラック用ホイールとトーヨー・オープンカントリーA/T IIIオールテレーンタイヤを介して駆動力を路面に伝達。コンセプトカーの地上高と存在感を高めるため、特注サスペンションリフトがホイール&タイヤパッケージと調和している。