フルバンパーの製作に挑んだ意欲作!

ガレージベリーのRZ34パーツ開発が止まらない

ガレージベリーが誇るRZ34用エアロ。その“フルスペックモデル”を纏うのが、この1台だ。

かつては「グライドリップスポイラー」のみのラインアップだったが、さらなる空力性能とスタイリングの進化を求め、ついに純正バンパーを丸ごと置き換えるフルバンパーを新開発。RZ34チューニングの可能性を広げる、大胆かつ緻密な試みである。

純正装備される各種センサー位置は正確に測定し、機能を損なうことなくデザインを刷新。全体のバランスを最適化するため、フロントは従来比で約67mm前方へと延長され、精悍さと存在感を大幅にアップさせた。

拡大されたフロント開口部は冷却効率を高め、左右フェンダー内のサイドダクトはオイルクーラーなどを設置した際にも有効。これからの“パワーウォーズ時代”を見据えた実戦的ディテールだ。

ルーフスポイラーは、走行風を大きく跳ね上げる形状でダウンフォースを向上。ハイマウントストップランプの視認性も確保するなど、見た目だけではない機能的造形が光る。

サイドステップはあえてシンプルな板状とし、シャープなアンダーラインを強調。さらにリヤサイドガーニッシュをリヤフェンダーとドアの間に配置することで、Z特有の流麗なラインを強調。ボディからわずかに浮かせた構造とすることで、走行風を巧みに流す空力的処理も施されている。その流れを汲んだリヤサイドディフューザーも美しい仕上がりだ。

GTゲートウイングは、ハイマウントストップランプを遮らず、後方視界を確保しながら高いダウンフォースを発生。見た目も性能も両立させた秀逸な設計だ。

ローフォルムフェンダートリムは柔軟なウレタン製で、フェンダーアーチを20mm下げることで車高を低く見せる効果を発揮。張り出し量は9mmと控えめで、構造変更を必要としないのも嬉しいポイント。

さらにエンジンルームを彩るカーボン製バッフルシェラウドは、複雑な形状にもかかわらずカーボン目が乱れない美しい仕上がり。細部からもガレージベリーの高度な技術力が伝わってくる。

これらのエアロパーツは、風洞実験により空力性能を実証済み。単なるドレスアップではなく、チューンドカーとしての走行性能を本気で追求した“空力パッケージ”と呼ぶにふさわしい完成度だ。

●問い合わせ:ガレージベリー TEL:048-469-1708

「RZ34をGTフォルムへ…」バリスが放つ最新エボリューションキットの全貌

ストリートを走るGTマシン…。人気のARISING-1を起点に、バリスがRZ34をさらに進化させた。新設計のフェンダー&トリムで、純正の穏やかさを一変。次なるターゲットはRZ34ニスモ、進化の物語はまだ終わらない。

【関連リンク】
ガレージベリー
http://vary.co.jp