マイチェンで新グレード追加 操舵は正確で乗り心地は柔軟

人気の要因として、アルカナのクーペSUVらしいスタイリッシュなデザインや、輸入SUVとして唯一のフルハイブリッドであり、輸入SUVでナンバーワンの低燃費を誇ることなどが挙げられる。

エクステリア

新グレードの「espri tAlpine」は、大人の上質なスポーティムードが魅力。専用バッジや黒のエキゾーストフィニッシャー、19インチの大径アルミホイールなどを装着し「esprit Alpine」を主張する。最小回転半径は5.5m。

導入時に大いに話題となったF1由来の独自のハイブリッドシステム「E―TECH〜」の販売比率がやはり圧倒的に高いそうだが、少し遅れて加わった1.3ℓ直4直噴ターボマイルドハイブリッドも選べる。

インストルメントパネル

2024年秋の改良で9.3インチに大型化されたセンターディスプレイの「マルチメディア EASY LINK」は、視認性と操作性が向上した。オートエアコンや8色対応のアンビエントライト、電動パーキングブレーキなどを標準装備する。

2024年10月には初めてのマイナーチェンジを実施。タッチスクリーンが9.3インチに拡大され、360度カメラにサイドビュー機能が加えられたほか、メーカーオプションでパノラミックルーフが選べるようになるなどの変更があった。さらに、「エスプリアルピーヌ」という新グレードが導入されたことに注目だ。

居住性

同モデルはアルピーヌが特徴とするスポーツ・プレミアム・フレンチタッチのエッセンスを反映し、〝スポーツシック〞な個性を強調したもので、専用の内外装や19インチに拡大した専用デザインの大径ホイールが与えられている。走りに関する変更や差別化は伝えられていないが、大径化しながらも乗り心地がしなやかになり、より正確でしっかりとしたハンドリングに進化していて、加減速での動きがスムーズになるなど、乗ると従来モデルよりも明らかに洗練されている。

うれしい装備

センターコンソール最後端にType-AのUSBポートを配置し、後席でもスマホなどの充電が可能。前席用としてシフトレバー前にも用意する。
荷室ボードは上下二段式で上段に設置すると床面との段差を抑え、深さ約130㎜の床下収納が出現。下段にすると荷室高を稼ぐことができる。
走行モードは「スポーツ」「エコ」、カスタマイズが可能な「My Sense」を設定し、エンジンの出力特性やステアフィールなどの変更が可能。
月間販売台数   NO DATA
現行型発表    22年2月(マイナーチェンジ 24年10月)
WLTCモード燃費  22.8 km/l ※「E-TECH」系

ラゲッジルーム

クーペスタイルながら後席や荷室の広さも十分に確保されており、アルカナほどさまざまな多くの価値を兼ね備えたクルマはなかなかない。

※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.167「2025-2026年 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。

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