業界人コラム ウクライナが選んだのは「しぶとく戦う」戦闘機――JAS-39グリペンとは?【写真・4枚目】 機首の横の小翼(カナード翼)と、大きなデルタ翼(三角形の翼)がグリペンの特徴。E型は最新モデルであり、スウェーデン軍でも今年10月に配備が始まった。なお、「グリペン」とは「グリフォン」のこと(写真/SAAB) グリペンは基地施設に頼らず、比較的簡易で移動可能な器材と少人数の要員で再補給ができるように開発されている。こうした地上側の態勢も「しぶとさ」を支えている(写真/NATO) 道路上から飛び立つスウェーデン軍のグリペン(C型)。グリペンは軽量なため、あらかじめ用意された代替滑走路以外でも運用可能という話もあるようだが、そうだとしても一定の路面強度は必要だろう。また、滑走路として使うためには中央分離帯や標識など、飛行の邪魔になるものを取り外せなければならない(写真/NATO) 飛行するグリペンE。現在のところ、ウクライナ空軍は現在、旧ソ連系戦闘機(MiG-29など)を40機程度、西側供与のF-16を20機程度、ミラージュ2000を数機、保有しているとみられている。グリペンEの生産を待たず、既存機を先行して送る案も出ているようだ(写真/SAAB) ブラジル空軍のグリペンE。同国はいちはやくE型を採用している(写真/SAAB) この画像の記事を読む