かぎ爪意匠のフェイスに刷新 内装は伝統と使い勝手が融合

プジョー2008はそのネーミングからもわかるとおり、Bセグメントのハッチバック、208のSUV版に位置づけられる。

エクステリア

撮影車はエンジン車でクロームのマフラーエンドを標準装備。アルミホイールは17インチとなる。EVにマフラーはなく、フロントグリルがカラードタイプ、18インチアルミホイールとなるのが違い。最小回転半径は5.4m。

現行型はその2代目で、最初のモデルは2020年9月に登場(この時にBEVのSUV e-2008も登場)。22年3月に1.5ℓクリーンディーゼルターボを設定、23年10月にはフェイスリフトが実施された。

インストルメントパネル

プジョー独自の「3D i-Cockpit」は、小径ステアリングの上から立体的に表示されるメーターを覗き込むのがユニーク。センターディスプレイには10インチワイド画面のタッチパネルを採用する。ノーズ位置は把握しやすく視界は良好だ。

この際にライオンの〝かぎ爪〞をイメージした3本のデイタイムライトをバンパーコーナーに配置し、新デザインのアルミホイールやシャークフィンアンテナなども採用。インテリアでは10インチ大型タッチスクリーンをはじめ、高解像度のパークアシストカメラ、15Wのワイヤレススマートフォンチャージャーなども装備している。

居住性

3D i-コクピットと呼ぶ、ステアリング越しに上からメーターに目をやるインパネのデザインは近年のプジョーの特徴のひとつ。慣れれば違和感がなくなるといったところだ。とはいえ液晶メーターのグラフィック、色使いはプジョーならではのセンスとエスプリが効かされたもので、眺めているのが楽しい。その一方でハザードランプスイッチなどは、インパネ中央にトグル式の物理スイッチで残され、これらは使い勝手の良さを実感させてくれる。

うれしい装備

月間販売台数    NO DATA
現行型発表     20年9月( マイナーチェンジ 23年10月)
WLTCモード燃費   20.8㎞/ℓ ※「GT BlueHDi」

ラゲッジルーム

「GT」には1.2ℓの3気筒ターボ、「GT BlueHDi」は1.5ℓの4気筒ディーゼルターボを搭載するが、どちらも8速ATのおかげもあり、軽快なパワーフィールを味わわせてくれる。

※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.167「2025-2026年 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。

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