新意匠のデザインが非常にモダンな印象

1960年代のノイエ・クラッセからインスパイアされたという縦型デザインのキドニーグリルが非常にモダンな印象だ。
1960年代のノイエ・クラッセからインスパイアされたという縦型デザインのキドニーグリルが非常にモダンな印象だ。

JMS2025(ジャパンモビリティショー2025)のBMWブースの目玉となるのが、ノイエ・クラッセ第1弾となる次世代BEVモデル「iX3」だ。先日ミュンヘンで開催されたIAAモビリティ2025で世界初公開されたiX3は、BMWの新しいデザイン言語をまとった非常に野心的なモデルである。

 1960年代のノイエ・クラッセからインスパイアされたフロント中央の縦型キドニーグリルや、4輪を強調するボクシーなシルエットが、力強くも未来的なプロポーションを描き出している。

無駄を一切排したモダンなインテリア

水平的な要素で構成されたコクピットが乗員を包み込むような効果を生み出している。デジタル機能と物理的エレメントをバランスよく調整した「BMWパノラミックiDrive」を新採用。
水平的な要素で構成されたコクピットが乗員を包み込むような効果を生み出している。デジタル機能と物理的エレメントをバランスよく調整した「BMWパノラミックiDrive」を新採用。

ボディサイズは全長4782×全幅1895×全高1635mmと、現行X3とほぼ同等で、日本の道路事情にもマッチする。

心臓部となる電動システムには、ノイエ・クラッセのために新開発された第6世代BMW eドライブ・テクノロジーを採用。円筒形バッテリーセルを用いた108kWhの高電圧バッテリーと、前後アクスルに配置された2基の電動モーターにより、最高出力470ps/最大トルク645Nmを発揮する。

力強いリヤスタイルにも注目したい

BMWのSAVの定番プロポーションを採用したことで、4つのホイールがくっきりと際立つ2ボックスデザインを実現した。
BMWのSAVの定番プロポーションを採用したことで、4つのホイールがくっきりと際立つ2ボックスデザインを実現した。

0→100km/h加速は4.9秒、航続距離は最長800kmと発表されている。日本導入は2026年夏以降を予定。BMWの新章を告げるこのiX3、その存在感をぜひJMS 2025の会場で確かめてほしい。