リヤドアの採用やホイールベースの延長などにより
後席の居住性・快適性向上を実現した4人乗りモデル
ジムニー ノマドは、ジムニー初の5ドアモデルとして今年4月に発売。「本格的な悪路走破性を持つ5ドア コンパクトクロカン4×4」をコンセプトに、ジムニーシリーズ最大の魅力である悪路走破性を維持しながら、リヤドアの採用やホイールベースの延長などにより、後席の居住性・快適性向上を実現した4人乗りのモデルだ。

パッケージングは、登録車のジムニー シエラに対して全長およびホイールベースを延長し、後席乗員の着座位置を後方に移動することで、後席の乗降性・居住性向上と荷室空間の拡大を実現。ロングドライブでの快適性を高めている。

走行性能は、ジムニーシリーズの特長であるラダーフレームを「ジムニー ノマド」用に新作。重量増加に対して必要な剛性を確保したほか、「FRレイアウト」「副変速機付パートタイム4WD、「3リンクリジッドアクスル式サスペンション」などの車体構成を継承した。また、ホイールベースの延長により、高い直進安定性と操縦安定性を実現している。
安全装備は、衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」を標準装備したほか、アダプティブクルーズコントロール(ACC)を採用するなど、機能を充実させた。
ジムニー ノマドは今年1月の発表直後、月販1200台の販売計画台数を大幅に上回る約5万台の注文があり、2月の段階で注文停止となっていた。これを受けてスズキは7月から生産台数を約3300台/月に増やし、オーダーに応えられるよう増産体制を整えてきた。
●スズキ「ジムニー ノマド」モデルラインナップ
・ジムニー ノマド(5速MT):265万1000円
・ジムニー ノマド(4速AT):275万円
※価格は消費税込み