北米トヨタは2025年11月4日からラスベガスで開催される『SEMAショー2025』にて「カムリGT-Sコンセプト」を初公開する。2025年型カムリXSE AWDハイブリッドをベースに開発されたGT-Sコンセプトは、パフォーマンスを追求したスタイリング、機能性の向上、そしてショールームに並ぶ完成度を兼ね備えた大胆なデザインスタディとして出展される。

『SEMAショー』で目立つ派手な改造車とは異なり、GT-Sは現実的に構成されている。232psを発揮する2.5L直列4気筒ハイブリッドシステムは変更されていない。インテリアも量産型カムリに忠実であり、このコンセプトカーでは外装デザイン、スタンス、シャシーチューニングがカムリの自然な延長として強調することに重きが置かれているのだ。

リヤフェイシアとバンパーは高性能エキゾーストとシームレスに統合され、サイドとフロントには新たに造形された空力コンポーネントがカムリのスポーティなシルエットを強調。カスタム「インフェルノフレア」外装仕上げがパッケージを完成させ、GT-Sにモータースポーツを彷彿させる鮮烈なアイデンティティを与えている。

足まわりには調整式コイルオーバーが装備され、車高を1.5インチ(約38mm)低下。よりアグレッシブなスタンスを実現し、ハンドリング性能を向上させた。高性能ブレーキアップグレードには、フロントに365mmローターを挟む大型8ピストンキャリパー、リアには356mmローターに対応する6ピストンキャリパーを採用。メカニカルグリップを高めるため、245/35R20タイヤを装着した20インチ高性能ホイールが装着される。

