「アジアクロスカントリーラリー2025」優勝車が目の前に!
三菱は同社ブースで2025年に3年ぶりの優勝を飾った「アジアクロスカントリーラリー2025」参戦車のトライトンを展示する。
三菱は電動クロスオーバーSUVのコンセプトカーを世界初披露!【ジャパンモビリティショー2025】 | Motor-Fan[モーターファン] 自動車関連記事を中心に配信するメディアプラットフォーム「FOREVER ADVENTURE」をブーステーマに、いつの時代も変わらない冒険の素晴らしさをアピール 世界初披露となるコンセプトカーは、クルマで過ごす時間の上質さにこだわった電動クロスオーバーSUV。滑らかでシームレ […]
https://motor-fan.jp/article/1307785/
『ジャパンモビリティショー2025』三菱ブース出展概要。
一度は消えた三菱モータースポーツの象徴であるラリーアート復活の狼煙として「チーム三菱ラリーアート」は2022年に同ラリーにトライトンで参戦し、優勝。2023年からはフルモデルチェンジした新型トライトンを投入したものの、開発と熟成過程で苦杯を舐めていた。
2024年は熟成が進んだトライトンでラリー終盤トップに立つもエンジントラブルで優勝を逃す。
捲土重来を期した2025年はハードなラリーを2022年優勝の地元エースクルー、チャヤポン・ヨーター/ピーラポン・ソムバットウォン組が見事優勝を果たし、2023年、2024年の雪辱果たし新型トライトンに栄冠をもたらした。
2025年は前年、前々年の雪辱を果たし、見事総合優勝を遂げた。
展示されるのはまさにその優勝車両。展示車両として綺麗にされていると思われるが、マシンに刻まれた戦いの痕跡を肌で感じたい。
『ジャパンモビリティショー2025』に展示される「アジアクロスカントリーラリー2025」優勝車。
三菱のラリーにおける記念すべき2台
さらに『ジャパンモビリティショー2025』主催合同展示、モビリティの歴史を各メーカーの車両展示で振り返る「モビリティカルチャー共感プログラム」に同社の歴史的ラリーカーを展示する。
展示されるラリーカーは2台。
1台は1985年に三菱が初めて「パリ・ダカールラリー」で優勝したパジェロ。
もう1台が1996年のWRC(世界ラリー選手権)第6戦「1000湖ラリー」で優勝したランサーエボリューションIIIだ。
1985年の「パリ・ダカールラリー」で総合優勝を遂げた三菱パジェロ。これは三菱初であり、日本車初の快挙ともなった。ドライバーはフランス人のパトリック・ザニロリ。後に三菱チームの監督になるアンドリュー・コーワンが2位に入り、ワンツーフィニッシュを決めている。(PHOTO:MITSUBISHI)
1996年、三菱はトミ・マキネンがドライブするランサーエボリューションIIIで9戦5勝を挙げ、三菱とマキネンにとって初のチャンピオンを獲得。マキネンとランサーは1999年までドライバーズタイトルを4連覇、1998年は悲願のマニュファクチャラーズタイトルも獲得してダブルタイトルを達成した。(PHOTO:MITSUBISHI)
パジェロはラリーアートの手により、機関系や足まわりをオーバーホール、外装の痛みや経年劣化を修復し、動態復元されたという。
ラリーアートの手により動態レストアされたパジェロの1985年「パリ・ダカールラリー」優勝車。(PHOTO:RALLIART)
パジェロもそうだが、三菱はヘリテージマシンのレストアにも力を入れており、ランサーエボリューションIIIも近年レストアされたもので、イベントなどでデモ走行を披露している。今後、パジェロのデモ走行にも期待したい。
ル・マンのグループCカーやWRCで活躍したランサーエボリューションも大暴れ!お台場でモータースポーツを体感する『モータースポーツジャパン』!! | Motor-Fan[モーターファン] 自動車関連記事を中心に配信するメディアプラットフォームユニークな参加型イベントが目白押し!見て、聞いて、触れて、体感できるモータースポーツ 日本におけるモータースポーツ文化の活性化や各企業・団体の取り組みを浸透させるべく『モータースポーツジャパン』がスタートしたのは、200 […]
https://motor-fan.jp/article/203929/
今回展示されるランサーエボリューションIIIは2024年の「モータースポーツジャパン」でデモ走行を披露している。
余談ではあるが、2025年は三菱が「パリ・ダカールラリー」で初優勝してから40周年のアニバーサリーであるのと同時に、1975年のサファリラリーでWRCにおける初勝利(A73型ランサーGSR/ジョギンダ・シン)を刻んでから50周年のアニバーサリーでもある点も述べておきたい(そして2026年はWRC初戴冠のアニバーサリーだ)。