テーマは「FOREVER ADVENTURE」

三菱ブースのテーマは「FOREVER ADVENTURE」。三菱のクルマなら、魅力あふれる冒険の旅に出かけ、どのような過酷な環境でもそれをものともせず乗り越えることができ、無事に帰ってくることができる……まさに、アクティブユーザーに古くから支持される三菱らしいテーマと言えるだろう。

西ホール1階の三菱ブース。

ベールを纏った展示車両は4台。事前の出展概要から考察するに、ステージはコンセプトカー。その左の2台はサイズと形状からデリカD:5とデリカミニと推察できる。また、ブース右奥の斜面に展示されている車両はデリカD:5のようだが、ベールを纏っているということは何かサプライズがあるのだろうか。

ステージ上のコンセプトカーと思しき展示車両。
ステージ左にも2台のベールを纏った展示車両があり、デリカD:5とデリカミニと思われた。
ブースの奥側にはアウトランダーとベールを纏ったデリカD:5。

なお、2日目以降はプレスカンファレンス用の座席が撤去されたため、レイアウトが変更されています。

「ELEVANCE CONCEPT」

ベールを纏ったコンセプトモデル。

事前情報やスクープでたびたびその片鱗を見せていたショーモデルのコンセプトカーがアンベール。「ELEVANCE CONCEPT(エレヴァンスコンセプト)」と名付けられたこのモデルは4モーター+AWDを三菱自慢のS-AWC(スーパーオールホイールコントロール)で駆動するPHEV(プラグインハイブリッド車)だ。

「エレヴァンスコンセプト」ととしてアンベールされた展示車両。

そのスタイルは三菱の「ダイナミックシールド」フェイスに、アウトランダーかエクリプスクロスを感じさせるクロスオーバーSUVスタイル。ブーステーマである「FOREVER ADVENTURE」を体現したモデルだ。

前後ドアは観音開き。コンセプトではフロントシートを後方に向けて対面可能になるなど、シートアレンジも想定されている。

観音開きドアも然ることながらソーラーパネルを搭載したキャンピングトレーラーが面白い。展示車両は不可動ながら、コンセプトとしてはベッドルームやキッチン、トイレといったシステムを格納・展開できるというものだそうだ。追って、エレヴァンスコンセプトの詳細をお届けしたい。

エレヴァンスコンセプトのキャンピングトレーラー。展示方法の関係(エレヴァンスコンセプトがターンテーブルで回る)で、連結されてはいない。
アンベール前のエレヴァンスコンセプト後方の映像が、キャンピングトレーラー内部のイメージだ。
「エレヴァンスコンセプト」アンベールを動画でご覧ください。

新型デリカD:5発表!10月30日より先行予約開始

ステージ左の2台は想像通りデリカD:5とデリカミニだった。新型デリカミニはすでに発表され先行予約も進められており、『ジャパンモビリティショー2025』をもって正式発売日となった。

アンベールされたデリカD:5とデリカミニ。

そして、デリカD:5は”新型”としてのお披露目となった。その変化はマイナーチェンジといったところではあるが、フロントマスクやリヤゲートなどの意匠変更により従来モデルとは異なった印象を受ける。

正式発売となった新型デリカミニ。

新型デリカD:5の変更点については追って詳細をお知らせしたい。プレスカンファレンスでは今冬発売がアナウンスされ、『ジャパンモビリティショー2025』会期2日目となる10月30日から予約開始とのことだ。気になる人は会場で実車を確認すると良いだろう。

新型デリカD:5。全体的に従来モデルよりブラック加飾が増えているようだ。従来モデルに設定されている「ブラックエディション」や「シャモニー」といった特別仕様車の人気の影響かもしれない。
ガーニッシュまわりの変更が目立つリヤセクション。車名ロゴがガーニッシュ内に収められたのが変更点のひとつ。

また、斜面に展示されていたデリカD:5はアクセサリー装着車だった。デリカD:5オーナーはカスタム志向の強いことから、純正アクセサリーとしてラインナップを充実させおり、ニューアイテムもお披露目された。装着パーツ一覧は追ってお知らせしたい。

マッドフラップやルーフラックなどデリカD:5定番のアイテムを装着。サイドパネル後端には等高線のデカールをあしらっている。
ブラック加飾が増えた新型デリカD:5にさらにブラック系の外装アクセサリーを装着してより黒くなっている。
こちらはデリカミニのアクセサリー装着車。デリカD:5の岩山イメージに対してこちらは雪。伝統の特別仕様車「シャモニー」を思い出すが、新型デリカミニにも追加されるだろうか?
新型デリカD:5と新型デリカミニのアンベールの瞬間。

これぞまさに「FOREVER ADVETURE」のテーマにふさわしい!
「アジアクロスカントリーラリー2025」優勝車

そして三菱ブースの一方の目玉が「アジアクロスカントリーラリー2025」優勝車であるトライトンだ。新型トライトンを投入して3年目、悲願の総合優勝を3年ぶりに奪還したマシンだ。

112号車は優勝ペアであるチャヤポン・ヨーター/ピーラポン・ソムバットウォン組車。

増岡浩総監督曰く、2025年の同ラリーは悪天候による路面コンディションの悪化により非常にハードな展開だったとのこと。そんなハードなラリーを走り切り優勝を持ち帰ってくる……これはまさに今回の三菱ブースのテーマそのものだと言えるだろう。

2025年9月2日(火)、三菱自動車本社ショールーム(東京都港区)にて行なわれた優勝報告会に続きチーム三菱ラリーアート増岡 浩総監督が登場。
チーム三菱ラリーアート・増岡浩総監督が3年ぶりとなる「アジアクロスカントリーラリー」優勝を報告! | Motor-Fan[モーターファン] 自動車関連記事を中心に配信するメディアプラットフォーム

3年ぶりのAXCR総合優勝 2025年8月6日(金)〜16日(日)にタイで開催されたAXCR2025は記念すべき30回目の開催となった。当初は30回大会としてラオスやカンボジアも含む3000kmのコースも構想されたが、タ […]

https://motor-fan.jp/headline/1277257/
「アジアクロスカントリーラリー2025」優勝報告会の様子。

実はこれまで、参戦報告会や前述の優勝報告会も含め実戦用のトライトンがお披露目されたことがなかった。参戦報告のタイミングでは現地でテスト中であり、終了後もトラブルの調査やイベントのタイミングなどで展示は難しかったそうだ。

タイヤこそ同銘柄の新品に交換されているが、装備や傷は実戦車そのまま。意外と綺麗なのは、チャヤポン・ヨーター選手の丁寧なドライビングによるものだそうだ。

それが今回ついに実現した!実戦を潜り抜けたコンペティションマシンを目の前に見ることができる貴重な機会だ。しかも、写真を見ていただければわかる通りパーティションも無い状態で展示されていた。

間近に寄って隅々まで観察した取材の成果は改めて紹介したい。

惜しいかな、2日目からはベルトパーティションが引かれたが、それでも間近に寄って隅々まで観察できるのだからまさに果報と言えるだろう。ぜひ会場に足を運んでタイの風を感じて欲しい。

「デリ丸。」スタンプラリーをコンプリートで景品がもらえる!

三菱ブースでは参加型コンテンツも用意されており、「デリ丸。を探せ!」デジタルスタンプラリーもそのひとつ。会場に隠されたデリ丸。を探し出し、コンプリートすると景品としてデリ丸。プリントクッキーがもらえるのだ。

「デリ丸。を探せ!」デジタルスタンプラリーの他に「PLAYBACK ADVENTURE」では三菱の歴代CM曲のプレイリストがSpotifyで公開されている。
スタンプラリーコンプリートでデリ丸。プリントクッキーがもらえる。
プリント柄は全部で5種類。
動く!話す!「未来デリ丸。」。
未来デリ丸。 in Action!
【ジャパンモビリティショー2025】三菱自動車 Press Conference