ウワサの4代目「エルグランド」がついに登場!

15年ぶりのフルモデルチェンジとなる4代目エルグランドが、ジャパンモビリティショー2025会場で先行公開された。
「リミットレス グランドツアラー」をコンセプトに掲げる新型エルグランドは、現行車(3代目)から全長を30mm延長、全高を160mm拡大し、プレミアムミニバンに相応しい圧倒的なパッケージングを手に入れている。

デザインは、威風堂々をテーマに日本の伝統工芸「組子」をモチーフにしたフロントグリルが特徴で、2段重ねのヘッドランプなど、ヘリテージな部分は継承しながら先進性を融合させている。サイドパネルの大きな面構成とリヤの緻密なディテールのコントラストが高級感を演出しているのがわかる。
最新「技術の日産」テンコ盛り!

そして、最大の特徴は、日産の先進技術を結集した点だ。e-POWER、e-4ORCE、そしてインテリジェントダイナミックサスペンションを世界で初めて組み合わせ、後席の快適性はもちろん、どこまでも運転したくなる楽しさを高次元で両立させているところだ。

パワートレインは、欧州のキャシュカイで実績のある発電専用の1.5Lエンジンを搭載。日産独自のSTAFF燃焼方式により燃焼効率を高めた第3世代「e-POWER」は、モーター、インバーター、減速機、増速機、発電機を一体化した5in1構造で高効率化を実現している。
電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」、は自慢のコーナリング性能に加えて加減速時の車体の動きを制御。インテリジェントダイナミックサスペンションとの組み合わせと、6つの走行モードを備えることで、高速道路の細かいアンジュレーションから大きなうねりまで、どんな路面でもフラットで上質な乗り心地を提供するそうだ。

インテリアは、プライベートジェットをイメージした室内空間。国内モデル初となる14.3インチ大画面統合型インターフェースディスプレイを採用。格納式アームレストを装備したセカンドシートなど、プレミアムミニバンにふさわしい上質な空間を実現している。
“元祖プレミアムワゴン”復権へ
平成時代に一世を風靡したミニバン・ワゴン系だが、近年はSUVブームの勢いに押され、その存在感はやや影を潜めている。そんな中、約15年の間にトヨタのアルファード/ヴェルファイアが圧倒的な支持を集め、このクラスは“1強時代”に突入していると言っていいだろう。



しかし、もともとこの“プレミアムワゴン”というカテゴリーを切り拓いたのは日産の「エルグランド」だ。その“元祖”が本気で復権に挑んできたのが新型エルグランド。走りの質感、快適性、デザイン、テクノロジーのすべてを磨き上げた新型エルグランドは、ライバルの牙城を揺るがすだけの完成度を誇る素晴らしさと感じ取れる。ぜひ、日産ブースでその進化のすべてを確かめて欲しい。

プレスカンファレンスで登壇した日産のイヴァン エスピノーサCEO。
「(中略)私たちは、日産の伝統を活かした感情を掻き立てる商品を投入していきます。日本市場向けの新たなフラッグシップとして『パトロール』と、先進技術を搭載した『エルグランド』を投入します。私たちの目標は、軽の『ルークス』からフラッグシップモデルまで、日常のニーズを満たすだけでなく、感動と誇りを呼び起こす魅力的な商品をお客さまにお届けすることです」(プレスリリースより)