Lamborghini Day Japan 2025
東京の街を舞台にパレードランを実施

ランボルギーニ・デイ・ジャパン2025の舞台となった有明アーバンスポーツパークは、環境負荷を抑えた仮設構造を採用し、持続可能な都市空間デザインを目指した複合スポーツ施設。ラインナップのハイブリッド化や軽量素材・省エネルギー生産など、サスティナブル(持続可能性)なモビリティの普及を進めるランボルギーニの方針に合致した会場が選ばれた。
今回、イベントのプロローグとして、100台を超えるランボルギーニによるパレードランが、東京湾岸の海の森公園から有明アーバンスポーツパークまでのルートで実施。歌舞伎座など、東京の文化的ランドマークを経由し、活気あふれる銀座を抜け、東京のスカイラインを背景にレインボーブリッジを渡るパレードランは、ランボルギーニの存在感とエレガンスを存分に披露することになった。
今回のイベントのために来日した、アウトモビリ・ランボルギーニのステファン・ヴィンケルマン会長兼CEOは、集まったゲストへと次のように呼びかけた。
「東京における『ランボルギーニ・デイ・ジャパン2025』の開催は、本当に特別なことです。伝統と革新が融合するこの街は、まさに私たちのブランドスピリットを体現しています。日本はランボルギーニにとって、クラフトマンシップ、精度、デザインへの深い敬意を持つ、最も情熱的な市場のひとつです」
「今夜のイベントは、最新モデルやサスティナブルな技術革新の披露の場だけではありません。この素晴らしいエネルギーを、熱心なファンの皆さまと分かち合う機会でもあります」
29台限定のフューオフモデル「フェノメノ」

この夜のために、アジア太平洋地域初公開となる2台の特別モデルが用意された。ランボルギーニ史上最強のパフォーマンスを誇る「フェノメノ(Fenomeno)」と、ブランドのカスタマイズプログラムの頂点を示すスペシャル仕様「レヴエルト アド・ペルソナム(Revuelto Ad Personam)」の2台だ。
わずか29台限定のフューオフ(Few-Off)モデル「フェノメノ」は、独創的な専用デザインと特別なエアロダイナミクスを導入。エンジン単体で835PSを発揮する6.5リッターV型12気筒自然吸気エンジンに、3基の電気モーターを組み合わせたシステム最高出力は1080PSを誇る。0-100km/h加速は2.4秒、最高速度は350km/hという強烈なパフォーマンスを実現した。
紅白の縦ツートンを纏ったレヴエルト

フェノメノと同時公開された「レヴエルト アド・ペルソナム」は、ランボルギーニが誇るカスタマイズプログラム「アド・ペルソナム」によって仕立てられたスペシャル仕様となる。
エクステリアは、ビアンコ・アソポ(ホワイト)からロッソ・コンス(レッド)へと縦方向にグラデーションするスペシャルペイントを採用。日本で初公開されたこの大胆なカラーは、ランボルギーニとして初めて縦方向のフェード効果を用いた仕様であり、デザイン面での革新性をアピールする。
ホワイトとレッドの配色は日本文化における「祝」と「吉兆」を象徴し、ランボルギーニの世界観では「ホワイト=永遠とエレガンス」と「レッド=スポーティさとパフォーマンス」を意味する。両者が一体となることで、ブランドのDNAを表す美しい調和が生まれたと、ランボルギーニは説明している。
インテリアもクラフトマンシップとコントラストによる感情表現が追求。キャビンは初めて左右で異なる2つの世界観で構成され、センタートンネルがその境界線となる。スタート/ストップフラップにも外装同様のグラデーションが施され、パッセンジャーシート側はホワイト、ドライバーズシート側はレッドのステッチが織り込まれている。
希少なフューオフモデルも数多く登場

ランボルギーニ・デイ・ジャパン2025には、ランボルギーニの伝説的なモデルも一堂に会した。戦闘機のデザインから着想を得た「レヴェントン」、創業者フェルッチオ・ランボルギーニ生誕100周年を記念した「チェンテナリオ」、初のハイブリッド技術による電動化の幕開けを告げた「シアン」、伝説の「カウンタック」への現代的オマージュ「カウンタック LPI 800-4」など、ブランドの遺産と革新を象徴する名車がフェノメノの登場を彩っている。
屋外エリアでは、ランボルギーニの最新ハイブリッドモデル「レヴエルト」「テメラリオ」「ウルス SE」を展示。持続可能な未来に向けた「コル・タウリ」戦略の成果を披露した。また、オフロード専用エリアには「ウルスSE」「ウラカン ステラート」「LM002」が展示された。
設立10周年を迎えた「ランボルギーニ・ポロ・ストリコ」エリアには、伝説の「ミウラ SVR」を展示。デザインディレクターのミティア・ボルケルト率いるデザイン部門「チェントロ・スティーレ」は、フェノメノのライブスケッチを通じて、創造的なデザイン哲学をつまびらかにした。また、来場者のために「Apple Vision Pro」を用いたバーチャルリアリティ体験を介して、テメラリオのデザイン世界を探索する機会も設けられている。
車両展示以外にも、公式ブランドパートナーがイベントに参加。イタリアのプレミアムコーヒーブランド「ラバッツァ(Lavazza)」が特製コーヒーを提供。シャンパーニュ・メゾン「カーボン(CARBON)」がシグネチャー・キュヴェを振る舞った。スイス高級時計ブランド「ロジェ・デュブイ(ROGER DUBUIS)」は、クラフトマンシップと先端技術、洗練されたラグジュアリーの融合を表現。スポンサーを務める「ウラカン・スーパートロフェオ EVO2」とともに、モータースポーツへの情熱をアピールしている。

