積載量1000Lの大容量リアボックス！　最大出力は250cc級、普通自動車免許で運転可能な物流用の電動三輪【ジャパンモビリティショー2025】

ガイアス（GAIUS）オートモーティブ　Rapide（ラピード）3　※国内での型式認定申請中

積載量は軽自動車の約半分を達成！

「ガイアス（GAIUS）オートモーティブ」は“ゼロカーボン物流をリードする”という使命のもと、台湾を拠点にヨーロッパ、アジア、オーストラリアの三大陸でサービスを展開。地域の物流、郵便、EC（イーコマース）向けのラストマイルにおける配達ニーズの解決に取り組んでいる。

写真のRapide（ラピード）3は、積載量1000L・最大積載量150kg（※注1）のカーゴボックスを備えた物流用の電動三輪。フロント周りや足下のフロア周りのサイズは、体感的に250cc～400ccクラスのビッグスクーター級で、空車重量（カーゴボックスを除く）は超ヘビーな481kg。

台湾では日本円にして140万円〜150万円で発売され、すでに台湾の大手通販サイト「MOMO社」が導入。諸外国の郵政でも採用の検討が進んでいる。国内では発売に向けて現在、型式認定申請中。

※注1：軽自動車の最大積載量は350kg。単純計算でRapide（ラピード）3の積載量は、150kg÷350kg＝0.428＝42％。つまり軽自動車に比べ、1/2弱の積載量を誇る。

最大出力は普通二輪（排気量125cc超～400c以下）に該当する13kW

空車重量（カーゴボックスを除く）が481kgという超横綱級のボディの動力となるのは、14.2kWh大容量バッテリーと、最大出力13kWを誇るハイパワーの電動モーター。

電動バイクは「モーター出力10kW超～20kW以下＝普通二輪（排気量125cc超～400c以下）」に該当。最大出力13kWの同車は、滑りやすい雪道でもガンガン突き進む、パワフルな動力性能と優れた走破性を備えているのがポイントだ。

最高速度は75km/h、航続距離は満充電時で180km、満充電時間は約7～8時間（普通充電）、登坂能力は積載量100kgで42％・積載量150kgで35％（すべてカタログ値）。高速道路の利用も可能だ。

軽自動車の全幅は1,480mm以下（ドアミラーを含まず）。一方Rapide（ラピード）3の全幅は1,030mm（バックミラーを含まず）で450mm狭いのがポイント。

軽自動車に比べ、1/2弱の積載量を誇るRapide（ラピード）は、車検や車庫証明が不要で低コスト。また「側車付軽二輪（いわゆるサイドカー）」の扱いとなるため、二輪免許ではなく、普通自動車免許で運転OK。法律上、ヘルメットの着用義務なし。年間の軽自動車税は3,600円。

アンチロックブレーキシステム（ABS）、リバース（バック）機構、電動パーキングブレーキ。また車両接近警報システム、デジタルドライブレコーダー、ブラインドスポット検知システムなど安全機構も標準装備。

充電レポートの自動送信システム、車両の位置情報やドライバーの運行状況等が確認できるマネジメントシステム、ドライバー用の各種スマホアプリなど、物流業務の管理がしやすい環境も充実している。

Rapide（ラピード）3の公式ウェブサイト　https://www.gaiusauto.com/en/gaius-automotive/rapide3/

軽自動車との比較

積載容量1000Lの三輪車。免許は普通自動車。より早く、高効率に商品をお届けする。都市部での最適解は3輪EVです｜ラピード3 | Motor-Fan[モーターファン] 自動車関連記事を中心に配信するメディアプラットフォーム

2023年4月中旬、横浜港の湾奥で、ラピード3の試乗会が開催された。ラピード3は台湾ガイアス・オートモーティブの主に宅配に特化した3輪EVで、国内の小口配送を担う企業への売り込みを図っている。 ガイアスの社長、アンソニー […]

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