
二輪電動事業のブランドプロミス策定
Hondaは75年以上にわたる二輪車開発の経験と知見を活かし、電動車ならではの価値を融合させ、新たな二輪電動事業の価値創造を目指す。ブランドプロミスを「Expected life. Unexpected discoveries」と定め、思うままの暮らしと、思いがけない発見に満ちた心地よさや興奮のある世界をライダーと共鳴させることを目指す。これに基づき、二輪電動事業で提供する4つのコアバリューを設定した。
4つのコアバリューで実現する新しい二輪体験
1つ目は「不安や障壁から解放する」ことである。電動車ならではの自由度の高い車体設計、先進の制御・運転支援技術により、ライダーが感じる不安や障壁を取り除き、ストレスフリーで自由な移動の喜びを提供する。
2つ目は「本能と感性を刺激する」。ICE車開発で培った高次元の走行性能と、電動車ならではの瞬時の加速、静音性、直感的なヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)により、操る楽しさを最大化し、ライダーの本能や感性を刺激する設計となっている。
3つ目は「人と社会と共生する」。洗練された無駄のないデザインと圧倒的な静粛性により、街の暮らしに自然に溶け込むモビリティを目指す。さらに、車車間協調制御や効率的ルート誘導による環境負荷低減など、社会との共生も実現し、快適かつ持続可能な二輪社会の構築に貢献する。
4つ目は「知性を共鳴させる」。環境変化にリアルタイムで適応するUIやアップデート機能により、購入後も使うほどパーソナライズされる二輪車へ進化させる。また、Hondaのデータ活用により、新たな提案やライフスタイルの拡張も可能にする。
初の電動モデル「Honda WN7」公開
二輪電動事業の新ブランドを体現する初のモデルとして、HondaはEICMA 2025(イタリア・ミラノ)で電動モーターサイクル「Honda WN7」を公開した。製品のプロダクトマークには「Honda」を採用し、ブランドの一体感を強化している。Hondaは2040年代に全二輪製品のカーボンニュートラル実現を目指し、ICE車の進化も継続しながら、電動二輪車のラインアップを拡充し、4つのコアバリューを体感できる製品展開を推進する。
