Ferrari 499P
2回のプラクティスでセッティングを確認

前戦富士から約6週間のインターバルを経た11月6日、バーレーン・インターナショナル・サーキットを舞台に、2025年のWEC最終ラウンドが幕を上げた。最終戦でダブルタイトルを狙うフェラーリは、この日行われた2回のフリープラクティスにおいて、50号車と51号車「499P」がデータ収集とセッティング調整に集中。また、イエローのリバリーを纏った83号車も貴重なデータをチームへともたらしている。
90分間で行われた1回目のフリープラクティスは、ドライコンディションで行われ、気温41℃、路面温度30.7℃という高温下での走行となった。1分49秒697の圧倒的トップタイムをマークしたのは、009号車「アストンマーティン ヴァルキリー」(マルコ・ソーレンセン、アレックス・リベラス、ロマン・デ・アンジェリス)で、フェラーリ勢最上位は、83号車が1分51秒152の2番手タイムを記録した。ワークス499P勢は51号車が1分51秒741で5番手、50号車が1分52秒199で9番手。それぞれ34周と41周を走行している。
午後に行われた2回目のフリープラクティスは、一転して気温26℃、路面28℃と涼しいコンディション下で実施。3台のフェラーリは予定どおりのプログラムを消化し、51号車が1分49秒465を記録。トップのアストンマーティン ヴァルキリー009号車から0秒685差の6番手タイム。50号車は1分49秒999で14番手、83号車は1分50秒462で17番手で走行を終えた。
バーレーン8時間は11月7日の正午(現地時間)から3回目のフリープラクティスが行われ、続いて16時40分から予選、17時からハイパーポールを実施。ここで11月8日の14時にスタートする決勝のスターティンググリッドが決定する。

