トヨタは、人気2ドアクーペ「GRスープラ」の生産を2026年3月に生産終了となることを発表した。
誰もがこの日が来ることを予想していましたが、ついにその日がカレンダーに刻まれた。理論上、購入者は受注生産モデルを手に入れるためにわずか6ヶ月しか残されていないが、実際には受注はもっと早く終了すると思われる。

初代スープラは1978年に発売された。日本市場ではスープラを名乗らず「セリカXX」として販売され、日本では3代目となる「A70型」から「スープラ」の名称が使われた。4代目となる「A80型」は1993年に発売、2002年に生産終了となった。そして17年の月日を経て、2019年にBMWと共同開発され、5代目「A90型」として復活していた。



ファイナルエディションでは、サスペンション、ステアリング、ディファレンシャルに改良が加えられハンドリングが向上、日本仕様では、最高出力435psにアップグレードされた。
一時期、最高出力258psを発揮する、BMW製エンジンを搭載した2.0L直列4気筒のA90スープラも提供していたが、このオプションは2024年モデルイヤー末に米国仕様のコンフィギュレーターから姿を消している。

兄弟モデルであるBMW Z4の生産も2026年に終了する。両車ともオーストリア、グラーツにあるマグナ・シュタイアーの工場で生産されているが、後継モデルで提携を再開する予定はないようだ。

しかし、これはスープラというブランド名の終焉を意味するものではない。トヨタ自身も、新しいプラットフォームをベースにした新型スープラが登場すると示唆している。このプラットフォームはフロントエンジン・リアドライブのレイアウトを維持しながら、現行モデルのBMW製パワートレインをトヨタ独自設計の2.0Lターボチャージャー付きエンジンになんらかの電動化がなされ、最高出力は約435ps以上を発揮するはずだ。

スープラ後継モデルの登場時期は不明だが、第5世代と第6世代のモデル間のリリース間隔は「大幅に」短縮される可能性がありそうで、最速で2026年にも実現する可能性もあるだろう。













