ホンダのコンパクトハッチバック、『フィット』のフルモデルチェンジが、2026年秋にも行なわれる可能性があることがわかった。

先代フィットは2001年に『ロゴ』後継モデルとして誕生、当時の同クラスライバルより優れた燃費、広い居住空間、低価格などをウリに大ヒットした。現行型となる第4世代は、2020年にデビュー、2022年には排気量を1.5Lにアップし、スポーティーグレードとなる“RS”も導入するなどしたが、いよいよ5代目へフルモデルチェンジされる。

次期型では、ナンバーサイズは維持しながらも、全長やホイールベースなどサイズを拡大、居住空間が向上しそうだという。
フロントエンドは、グリル、ライトをブラックでまとめた精悍な顔つきになりそうで、そこにポイントとなる2本の同色ラインを装飾。デユーフューザーもタイヤハウスデザインに合わせたシャープなものが予想されるという。また、アンダーグリルはボデイ下まわりのスカートを繋げた斬新なデザインが期待される。
側面ではAピラーを大型化した、躍動感あふれるデザインのウインドウが採用され、フロント、リヤのタイヤハウスをフロントに流れるデザインでシャープなイメージにし、サイドシルエットもグラマスになりそうだ。
キャビン内にはデジタルインストルメントクラスターや11.4インチの大型インフォテインメントディスプレイを装備。クラウドサービスやワイヤレススマートフォン連携、エアコン操作やドライブモードの変更を音声で切り替えられるなど、利便性を高めるAIアシスタントが装備されるようだ。
パワートレインは、大幅改良で実現した1.5L 直列4気筒ガソリンエンジンをキャリーオーバーするが、最高出力はパワーアップ。ハイブリッドでは1.5L 直列4気筒+2モーターハイブリッドシステムの“e:HEV”最新世代を搭載し、クラストップクラスの静粛性と力強い走りを目指しているという。もちろん燃費も向上しているだろう。
車両価格の高騰が止まらない現在だが、フィット次期型も例外にあらずだろう。当初、発売は2025年終わりと予想されていたが、最新情報では2026年秋だという。





