日産が、新型クロスオーバーSUVのティザーイメージを初公開した。

日産が拡大するSUVシリーズに、まもなく新たなモデルが加わる予定だ。『ジャパン・モビリティ・ショー2025』では、日産はブラジルのリオデジャネイロ工場で新型SUV『KAIT』を生産すると発表、そのティザーイメージが公開された。このモデルは主にラテンアメリカ市場をターゲットとしているが、世界20以上の市場に輸出する予定のグローバルモデルとなりそうだという。

ティザーイメージでは、KAITのテールゲートとLEDテールライトが垣間見える。日産によると、これはブラジルへの5億4000万ドルの投資の一環として発表された2番目のモデルであり、マグネイト、キックス、エクストレイル、パスファインダーといった他のモデルと並んでラテンアメリカで販売される予定とのことだ。
そのリヤエンドは独特なデザインをしており期待が膨らむが、噂では、実際には全く新しいモデルではない可能性があるとのことだ。実はKAITは、2016年から販売されている初代キックスのスタイリングを一新したモデルになるのではないかと噂されている。
ブラジルなどの一部の市場では、日産は新型キックスと旧型ベースのキックスPlayの両方を販売しているが、どうやらKAITは後者のアップデート版となるようなのだ。もしこれが事実であれば、KAITはキックスPlayと同じプラットフォームを採用し、ホイールベースを含む、非常に似たサイズのクルマになる可能性が高く、同じエンジンオプションが提供される可能性も少なくないだろう。
その場合、パワートレインは1.6L 自然吸気4気筒エンジンが搭載されるはずだ。このエンジンは、ブラジルで広く普及しているガソリンまたはエタノールで稼働するように設計されており、CVTが組み合わされる。
世界20カ国に輸出ということだが、現段階で日本への導入は確認されていない。


