小物はググって探して、作り込む

今回はロジャムのクラウンをベースとした作品を、より引き立たせるための小物に注目です。屋根をぶった切ったリリーフカー風のクラウンは、バイクやカラーコーン、クルマのドアなどが車内に放り込まれ、無残な状況がひと目で分かりますね。

また、クルマの周囲にも自転車や、なぜか整然と並べられたモンキー、そしてホイールを盗もうとしたのでしょうか、フロアジャッキも置かれています。これら小物があることで、この廃車が過ごしてきた時間の流れや、こうなってしまった背景などが想像できるようになるのです。PAPAN部長の小物作りは、カラーコーンなど1から作ることもありますが、同スケールの他のプラモに手を加えることも多いそうです。ストーリーを考えながら、必要な物はググって探して、作り込む。これ大切です。

絶妙にウェザリング(風化)させたモンキーはエフトイズのヴィンテージバイクキット。クラウン同様に1/24スケールなのでサイズ感もぴったり。
自転車はフジミ模型のツール3という1/24スケールのプラモ。それをベースに警察官が乗る昔ながらの白チャリをイメージして作り込んだそうです。
こちらも同じくフジミ模型のツール3に入っているフロアジャッキ。それをエアジャッキ風に十字の持ち手に作り込むという謎のこだわり。
リアル感抜群の鳥の糞。ネットで写真を見てひたすら調色をしたそうです。ただの白ではなく、緑や黄色を入れるとリアルになるそうです。
PAPAN部長 スタイルワゴンをはじめ、様々なクルマ雑誌で活躍する大阪在住酒好きクルマ好き楽しいこと好きなプロカメラマン。なぜかミニ四駆のタトゥーを入れている。現在の愛車は1993年式のUSトヨタ・ハイラックス。放置車両の撮影がライフワーク。写真集「STILL ALIVE」発刊や個展なども開催する。

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