ランドクルーザーの末弟が、満を持して新登場
サイコロをモチーフとしたスクエアなフォルムや前後フェンダーアーチなど、クロカン4WDらしい雰囲気を漂わせるランドクルーザーFJは、FJクルーザーを彷彿とさせるポップでカジュアルなムードも漂う。しかし、トヨタはFJクルーザーの後継とは位置づけておらず、観音開きのリヤドアにより乗降性などの使い勝手の面である意味制約があったFJクルーザーとは決定的に違う。
全長4575×全幅1855×全高1960㎜は、FJクルーザーよりも60㎜短く、50㎜狭く、120㎜も高い。最小回転半径は6.2mもあったFJクルーザーよりもかなり小さい5.5mに収まり、250の6.0mを下回る。背高ならではのパッケージングと取り回しのしやすさという〝実〟を取っている。
プラットフォームは、東南アジアなどで展開している「IMV」シリーズのハイラックス チャンプなどと同じ。250にも積む2.7Lガソリンと6ATの組み合わせで、パートタイム式4WDを採用する。十分な最低地上高(発表時は未公表)や350と同等のホイールアーティキュレーション(タイヤの浮きづらさ)を確保。オプションでカスタマイズ仕様の丸目型ヘッドランプ、アウトドア用品を装着できるモールパネルなどを順次設定する予定だ。









| 全長(mm) | 4,575 |
| 全幅(mm) | 1,855 |
| 全高(mm) | 1,960 |
| ホイールベース(mm) | 2,580 |
| 乗車定員 | 2列シート5人乗り |
| エンジン | 2TR-FE 2.7Lガソリンエンジン |
| 駆動方式 | 4輪駆動(パートタイム4WDシステム) |
| トランスミッション | 6 Super ECT |
| 最高出力 | 120kW(163PS) |
| 最大トルク | 246N・m |
STYLE WAGON(スタイルワゴン) 2025年12月号 No.360より


