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取締り件数で最多は「一時停止違反」。バイクが捕まりやすいケースとは？｜バイクの法律Q&A

2025.11.21 15:10

by 平塚直樹

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内閣府が発表した「令和7年交通安全白書」によれば、2024年（令和6年）中の交通取締り件数で最多だったのが「一時停止違反」。２輪車、４輪車を問わずに多いのだが、とくに２輪車の場合はどんなケースで捕まりやすいのだろうか？　また、どのような罰則を科せられるのだろうか？

REPORT●平塚直樹
PHOTO●写真AC
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【Q.】バイクが一時停止違反で捕まりやすいケースや罰則は？

【A.】足つき完全停止が必須！反則点数２点、反則金5000円〜6000円

2輪車、4輪車を問わず、2024年（令和６年）中における道路交通法違反（点数告知に係る違反を除く。）の取締り件数は全体で420万4155件。なかでも、117万7924件で最多だったのが「一時停止違反」だ。

一時停止違反は、たとえば、信号のない交差点に設置されている「止まれ」の標識や停止線の直前で停まらず、超えてしまったり、そのまま通行するような違反行為。ほかにも、踏切の手前など、法律で一時停止を義務づけられている場所で一時停止をしなかった場合も同様に違反となる。

バイクの場合で、とくに気をつけたいのは、停止線の直前で一時停止する際に、足をしっかりと地面に着けて完全停止しないと、違反になる場合があることだ。バイクが一時停止をする際のルールやアクションなどについては、免許取得の際に教習所などでも習うと思うが、忘れている人や、面倒に思う人もいるのだろう。

よく、停止線の手間で足をちょんちょんと付きながら完全停止しないライダーも見かける。また、バイクの操作に慣れたライダーなどのなかには、停止線直前で足を着かず、バランスを取って停止するような人もいる。だが、これらは違反となってしまうので、くれぐれも注意したい。

なお、もし一時停止違反で捕まると、バイクの場合は以下の罰則を課せられる。

【指定場所一時不停止等違反の罰則（バイクの場合）】
反則点数：2点
反則金：二輪車6000円、原付5000円

【踏切不停止等違反（バイクの場合）】
反則点数：2点
反則金：二輪車7000円、原付6000円

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同じく令和7年交通安全白書によると、2024年（令和６年）中の交通取締り件数のワースト2位は84万7378件の「最高速度違反」、いわゆるスピード違反だ。また、第3位は、55万1589件で「通行禁止違反」、第４位は40万4034件で「信号無視違反」、第５位は19万6894件で「携帯電話使用等違反」。これら違反に関しても、とくにバイクが捕まりやすいケースがそれぞれあるが、詳しくは以下リンクの記事で紹介しているので、ぜひチェックしてみて欲しい。