「iX3M」ではセグメント最強の800psを発揮する可能性あり

BMWは、9月の「IAAモビリティ2025」にて、新世代「ノイエクラッセ」第一弾となる「iX3」を初公開したが、その最強バージョンとなる「iX3M」が開発中とみられている。

iX3は2018年にコンセプトカーとして初登場し、その2年後、先代X3をベースにした量産電気クロスオーバー(メーカー呼称G01)が市場に登場した。第2世代は今秋初頭にデビューし、昨年夏に発表された最新世代X3とは全く異なる、完全にオリジナルなモデルとなった。そして今、BMWは、象徴的なMバッジを装着する最上位モデルのプロトタイプを公道でテスト走行させている。

BMW iX3M プロトタイプ スパイショット

プロトタイプのボディはほぼ完全にカモフラージュで覆われているが、より大きく低いフロントバンパーと、下部に大型のエアインテーク(というよりはエアインテークの模造品)が備えられることが既に明らかになっている。サイドビューでは、今のところ変更点は、幅広になった新しいサイドスカートのみだが、今後は、シグネチャーの「M」サイドミラーの追加も期待できるだろう。

リアセクションでは、左右にディフューザーを備えた全く新しいリアバンパーが装備される。そして、最もパワフルなiX3には、Mバージョンにふさわしい専用ホイールが装着される見込みだ。

BMW iX3M 予想CG

BMWはiX3のMバージョンを少なくとも2種類準備していると考えられている。「iX3 M60」のネームプレートを冠するMパフォーマンスモデルと、本格的な「iX3 M」だ。

先ず先行して発売されるのが、iX3 M60 とMパフォーマンスバージョンであるiX3 M60がデビューする予定だ。外観は、低出力バージョンとほとんど変わらなく、2基の電気モーターは、合計約600psを発揮すると予想されている(参考までに、現行のiX3 50は最高出力469ps、最大トルク645Nm)。

このバージョンに続いて、本格的なMバージョン「iX3M」が登場するが、セグメント最強の800psを発揮する可能性がある。