2023年にアキュラはEVスポーツ「エレクトリック ヴィジョン」コンセプトを発表したが…

かつてホンダは、「2027年か2028年にスポーツモデルを発売する予定です。NSXとは呼ばないかもしれませんが、NSXのような車種です」と述べていた。しかし、電気自動車市場の失速により、この時期は延期された可能性がある。
EV販売台数は長年にわたり増加傾向にあるものの、普及は多くの企業が予想していたよりもはるかに遅れている。そのため、多くの自動車メーカーが電気自動車のみの公約を撤回し、内燃機関(ICE)搭載の新型モデルに投資せざるを得なくなっているのだ。

最近、ホンダCEOの三部敏宏氏は、米MotorTrend誌に、「EVベースのスポーツカーの研究は行っており、社内で既に多くのプロトタイプを制作している」と語ったようだが、同社は今が量産モデルの発売時期ではないと考えていると思われる。また、同氏は時期については議論の余地があるとしながらも、研究開発チームは電気自動車技術の向上に取り組んでいると述べており、いずれ、「いつかは(電気自動車の)GTをお届けします」と強く語っている。
アキュラは2023年にモントレー・カー・ウィークで電動「Electric Vision Design Study」を発表した。このモデルはNSX後継車のプロトタイプとも噂され、市販化に動いたという情報もあったのだが、この時期から次世代NSXは棚上げになっていることが窺える。
今は、三部氏の「いつかは電気GTをお届けします」という言葉を信じて待つしかないようだ。






