独チューナーの「G-Power」が、BMW「M4」を、カーボンファイバーを纏った脅威のマシン「G4M Bi-Turbo Convertible」へと昇華させた。

1983年に設立されたG-Powerは、BMWやメルセデス・ベンツを中心としたハイパフォーマンスチューニングを得意とするブランドだ。

チューナーにとって、コンバーチブルは、クーペ、セダン、そしてツーリングよりも見過ごされる傾向にある。
しかし、今回G-Powerは、M4コンバーチブルを、スーパーカーをも震撼させるほどに作り込まれたドロップトップに変身させている。
先ずはお得意のエンジンアップグレードから始まる。
新しいカーボンファイバー製エアインテーク、HJSダウンパイプ、そしてアフターマーケット製テールパイプを備えたリア付近のサイレンサーを装備し、3.0リットル6気筒ツインターボエンジンの吸気効率を向上させた。
ソフトウェアチューニングと組み合わせることで、エンジンは最高出力700ps、最大トルク850Nmを発揮。
G-Powerは加速性能については公表していないが、最高速度193mph(310km/h)まで加速できるとしている。
G4M Bi-Turbo Convertibleは、エンジンのアップグレードだけにとどまらない。
エンジンベイの冷却を促進する多数の通気口を備えた全く新しいボンネットをはじめ、多数の軽量カーボンファイバー製パーツが採用されている。
さらに、オレンジ色のカーボン素材をあしらったカーボンファイバー製エンジンカバーも装着されている。
フロントバンパーとグリルにもカーボンファイバーパーツが採用されており、グリルはCSのグリルデザインを踏襲している。
足回りには、フロント21×9インチ、リア21×10.5インチのハリケーンRR鍛造ホイールも装着されている。
なお、このモデルに搭載されているエンジンアップグレードは、ほかのM3およびM4バージョンにも適用可能なほか、より小型のM2にも最大700psパッケージが用意されているという。








