排気効率を追求しつつ保安基準にも適合!

野生味溢れる図太いサウンドも魅力

GRカローラは、GRヤリスと同型のエンジンを搭載しながら、出力を大幅に高めて登場した。その進化を支える要素のひとつが排気系だ。走行状況やドライブモードに応じて排気経路を切り替える「可変排気バルブ」が、純正マフラーに組み込まれている。

アペックスが手がけたGRカローラ用N1エボリューション・エクストリーム(37万4000円)の最大の特徴は、この可変排気バルブを含むマフラー全体を、アペックス独自の設計思想に基づいて最適化している点にある。純正はセンターを主流路とする3本出し構造だが、本製品では径の太い左右2本を主流路とすることで断面積を確保し、排気効率を大幅に向上させている。

バルブの作動もそのレイアウトに合わせて最適化されており、通常走行時はセンター側2本をメインルートとし、高負荷時には左右2本をメインルートとして排気の流れを制御。メインパイプ径は70φで、通常走行時は50φ×2、高負荷時は60φ×2という排気レイアウトを採用する。

制御方式は純正システムを流用した電子制御。ECUが検知する走行状況やドライブモードに連動してバルブが作動する仕組みだ。GRカローラ純正で完成度の高い排気制御を、さらに高次元へと引き上げるマフラーに仕上がっている。

また、大径130セルを採用したスーパーキャタライザー(45万1000円)との併用により、さらなる排気効率の向上も可能だ。

インプレッションを担当したのはNOB谷口。

「路面がハーフウェットで全開走行は難しい状況だったけど、サウンドはかなり図太く、重低音寄り。音量も大きめで、トルクフルなエンジン特性にしっかりマッチしている。抜け感については純正との比較で改めて確認したいけど、マフラー交換による変化は室内でも確実に体感できるはず」。

可変バルブを含むシステム全体を見直し、走りの質を一段引き上げたアペックスのN1エボリューション・エクストリーム。純正の制御ロジックを活かしつつ、GRカローラのポテンシャルを余すことなく引き出す一本だ。野性味あるサウンドと高効率な排気レイアウト、その両方を求めるオーナーに最適なアップデートといえるだろう。

●問い合わせ:アペックス TEL:0544-65-5061

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アペックス
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