モデルやジャンルを超えて300台オーバーが集結!
クイントインテグラGSi[AV]

当初はDC2の購入を検討していたが、調べていくうちに初代クイントインテグラのリトラクタブルヘッドライトに一目惚れ。4年前、ワンオーナー車が販売されているのを見つけ、愛車として迎え入れたのが“みちゃん”さんだ。
ワンオーナーとはいえ、年式や走行距離を考えればメンテナンスは必須。純正パーツの生廃問題にも直面したが、知り合いのクルマ屋の助けを借りながら、マフラーや足回りを加工流用。工夫を重ねつつ、インテライフを楽しんでいる。

当時スタイル作りの要として選んだのが、ATSのカップホイール。奥行き感のある小径履きの足もとが、リトラヘッドのフェイスと好相性だ。

マフラーはEG6用をベースに分解し、教わりながらDIY溶接で製作。リヤの足回りにはRBオデッセイ用を流用するなど、「使えるものは何でも取り込む」という柔軟な発想が光る。
69万km走破のNAチューンド


新車から乗り続け、これまでに69万kmを走破。エンジンは2度のオーバーホールを実施しているという、けんいちさんのインテグラ。一見するとオリジナル重視の佇まいだが、サーキット用としてDC2も所有していた経験から、流用チューンを積極的に採り入れたNAチューンド仕様となっている。
走行中に破損したサンルーフは溶接で埋めたものの、仕上がりに納得できず、最終的にはルーフを丸ごと張り替える大改造を敢行。目前に迫る70万km到達も視野に入っている。

足回りには00スペックDC2のパーツを流用し、さりげなく5穴化とブレーキ強化を実施。車高調はEG6/DC2用のテイン・タイプフレックスを、ブラケット加工によって装着している。
スポーティさと上質さを磨く

ダッシュ貫通7点式ロールケージを組み込みつつ、ダッシュボード周辺はアルカンターラで張り替え。スポーティさと上質感を高次元で両立させたトラックスタンス仕様のDC2を持ち込んだのが、岡ちゃんさんだ。

心臓部のB18Cには、ダイレクトイグニッション、4スロ、フルコン制御といった最新手法を導入。ワイヤータックによって、エンジンルームも美しくまとめ上げている。マフラーはワンオフ製作で、ストレート/サイレンサー付きの切り替えをリモコン操作で行える仕様だ。

ホイールとキャリパーはともにクロームフィニッシュで統一し、低さと奥行きを強調。足もとにはボルクレーシングTE37Vを組み合わせている。
アキュラで引き出すリアルスタイル

当初は96スペックをベースにUSDMスタイルを楽しんでいたKoheiさんだが、国内に輸入されたタイプRを見つけたことをきっかけに乗り換えを決意。「スプーン好きのアメリカ人がカスタムした一台」をコンセプトに、アキュラをベースとした理想のスタイルを突き詰めた。
見た目だけでなく、環境規制の影響で大型化されている北米仕様の触媒を、日本仕様の低抵抗タイプへ変更するなど、走りに関わる部分も抜かりない。

マフラーやキャリパーはもちろん、ブレーキマスターを覆うバンドやエアフィルターに至るまでスプーンで統一。速さよりも“綺麗さ”を重視したエンジンルームに仕上げられている。

USのチューニング雑誌を参考に、約3000台といわれるアキュラ・タイプRの希少性も武器に、右ハンドルでは表現できないリアルなUS感を演出している。
フルブリッド内装のワイドボディ

アライメント変化を嫌い、車高調のみで低さを追求したワイドボディスタイルを構築しているのが優太さん。フロント10度、リヤ12.5度という強烈なネガティブキャンバーで、18インチホイールを履きこなす。
ダークブルーイッシュグレーメタリックへとオールペンされたボディは、ワンオーナーで30年間100系スプリンターを大切に乗り続けた祖父へのリスペクトから選ばれた色。長く乗り続けたいという決意が込められている。


内装はフルブリッド仕上げとし、外装色とのバランスも良好。ホイールには18インチのSSRフォーミュラエアロスポークをチョイスし、片側20mmワイド化されたボディとの組み合わせで、圧倒的なリム深度を実現している。

