東風日産が提案する「最もファミリーフレンドリー」な新たな選択肢。1.5Lエンジン+モーターで35.8km/Lの燃費を実現

東風日産は、22年の歴史のなかで1600万人のユーザーの信頼に応えながら、内燃機関モデルの「シルフィ」や「ティアナ」から新エネルギー車「N7」まで、時代に合わせてラインナップを進化させてきた。そんななかでも「家族との時間を大切にする思い」は変わらない。新型「N6」は、家族と過ごす毎日をもっと快適にしたい方のために生まれた、東風日産が提案する「最もファミリーフレンドリー」な新しい選択肢として発売された。

新型「N6」には、東風日産独自の新エネルギー車(NEV)技術アーキテクチャーが採用された。1.5L直列4気筒エンジン(102ps/135Nm)に、211ps/320Nmを発するモーターと、容量21.1kWhのリン酸鉄リチウム電池を組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを搭載。最速6.8秒の0-100km/h加速を実現するとともに、最大180kmのEVモード走行距離を実現している。中国における燃費測定基準「CLTC(China Automotive Test Cycle)」の複合モード燃費は最高で35.8km/Lをマークする。

同社は新型「N6」で、新世代プラグインハイブリッドとして4つの新たな基準を定義した。ひとつ目は2L/100km台という低燃費性能、ふたつ目は20kWh(21.1kWh)を超えるバッテリーによるEV最大航続距離180km、3つ目は20分以内で必要分が充電できる急速充電性能、そして4つ目は年間のランニングコストを2000元(約4万4000円)以内に抑えること。この4つの基準が、次世代のプラグインハイブリッドに求められる新しい価値を示している。なお「N6」は中国一周燃費チャレンジを実施し、28日間で30省を横断。総走行距離1万4000kmを走行して2.9L/100km(34.5km/L)という燃費を達成し、ギネス世界記録を更新した。

全長4831×全幅1885×全高1491mm、ホイールベース2815mmという寸法を持つボディのエクステリアは、「風迹美学(風の軌跡をイメージしたデザイン哲学)」の理念を採用し、流麗で有機的なラインが自信と躍動感を表現。独創的なLEDライトと風翼型のヘッドランプに加え、立体的な造形のテールランプがその姿をより際立たせている。ボディカラーは中国の自然をテーマにした6色が設定された。

インテリアは包み込まれるような温かな空間を目指して設計。広範囲にソフト素材を配し、触感にこだわりぬいた独自開発のシート表皮、ゼロホルムアルデヒド認証を取得した内装素材を採用するなど、乗員が安心してくつろげる快適な空間を実現した。トランク容量は570Lを確保する。

前席には最新EVモデルの「N7」同様に、AIにより乗員の体形に合わせてシートを調整する「ゼロプレッシャーシート」を搭載するとともに、後席には新開発の「ゼロプレッシャーソファ」を採用。インテリアカラーはアイボリーとブラックの2種類で、ローズゴールドやダークパープルの装飾が細部に高級感を添えている。

インフォテイメントシステムはは2.5Kの15.6インチ大型ディスプレイと最新の「NISSAN OS」を採用。搭載されるAI音声アシスタントの「小尼(シャオニー)」は方言対応やカラオケ機能に加え、ユーザーの声を記憶・再現して読み上げる音声複製機能など、多彩な機能を備えている。

運転支援機能においては、モメンタ社と共同開発したエンドツーエンド型の統合運転支援システムを搭載。高速道路での疲労軽減、通勤での手間削減、駐車でのストレス軽減を実現する「N6」の運転支援技術により、ドライバーを包括的にサポートする。

「N6」は高剛性のボディ構造、大型のサイドカーテンエアバックを含む7種類のエアバッグを装備するとともに、16種類の先進安全機能を搭載。加えて、7400項目の試験、5500項目の試作確認、2000以上の品質検査を実施し、徹底した品質管理が行われている。