ヴェイルサイドが手がけたフォーチュン最新仕様

ヴェイルサイドのRX-8からフォーチュンへとステップアップしたのは倉持さん。中でもこのフォーチュンは、純正サンルーフ付きという希少グレードをベースに、横幕氏が手がけた最新作として送り出された一台だ。

ホイールはヴェイルサイド製アンドリューを20インチで装着。コンプリートカーらしく、フェンダーとタイヤのクリアランスを絶妙なバランスで攻めている点も見逃せない。ボディカラーはポルシェ純正のリビエラブルーを採用し、爽やかな印象を強めている。

テールランプはオリジナルで製作したLEDモデル。パックマンをモチーフにしたウインカーは、ユーモアあふれるデザインで、オーナーの遊び心を感じさせる。今後は3ローター化やチルトカウル化といった構想もあり、一生かけて楽しみ続ける予定だという。

FD3Sのスタイルを彩るニューエアロ&テールランプ

大阪のルッキングブースに展示されていたのは、ワイドボディフルキットを装着したFD3S。ポリメタルグレーメタリックをまとったボディは、ストリートでも映える完成度の高いカスタムフォルムを作り上げている。

このFD3S最大の見どころが、チューブLEDを用い、RE雨宮とコラボレーションして誕生したテールランプだ。FDのリヤスタイリングを現代的にアップデートする効果は抜群。また、純正幅ながらタイヤ後方を絞り込むことでトレッド面を強調するオリジナルフェンダーなど、FDを彩るアイテムも充実している。

リフレクターとバックランプを一体化したマーカーなど、エアロパーツ以外にも高いドレスアップ性を持つパーツ開発を行っている点も、ルッキングの強みといえる。

伝説のドリフターがオリジナルエアロをリリース!

ドリフト文化黎明期からFC3S使いとして知られるムッシュ鈴木が持ち込んだのは、新作エアロをまとったドリフトスペシャルだ。

後期型バンパーをベースに、S13用リップを組み合わせたような造形のフロントバンパーは、当時の雰囲気を色濃く残しながら、新たに一体成型品として作り上げられている。さらに、装着することで低さを強調できるカバー式の追加リップも用意される予定だ。

リヤウイングも当時のスタイルを完全トレースした新作としてラインナップ予定。往年のファンはもちろん、若手FC3Sオーナーにとっても魅力的なアイテムとなっている。

フロントフェンダーはハーフカットスタイルの75mmワイドブリスターを採用。リヤも同じく75mmワイドで製作され、10Jマイナス52のホイールを余裕で飲み込む。

さらに、ドリフト帝王・古口氏とコラボレーションしたボンネットなど、ドリフト界のレジェンド同士によるタッグが実現。FC3Sチューンに新たな旋風を巻き起こすことは間違いない。

フルリフレッシュ済みの極上ユーノスコスモを捕獲!

約20年にわたって所有し続けているユーノスコスモは、2年前にレストアを完了。その際にリビルトエンジンへ載せ替えられ、現在も機関は絶好調を維持している。

レストアに合わせて装着したエアロパーツは、RE雨宮製アイテムをベースにモディファイ。さらにボディカラーをソウルレッドへと塗り替えることで、年式を感じさせない若々しい印象に仕上げられている。

現在の悩みは、タービンがそろそろオーバーホール時期に差しかかっていることと、約4km/Lという燃費。ガソリン価格が高騰する今、維持費は決して軽くはない。それでも、憧れ続けた3ローターターボの走りは、一度味わうと病みつきになるほど刺激的だという。

バブル期に誕生したラグジュアリークーペらしく、内装デザインも個性的。ダッシュボードのコンディションも良好で、紫外線を極力避けながら丁寧に維持されている。

親不孝スタイルの極み!? エアサスで叶えた極低スタイル

クルマ購入時、厳格な両親からスポーツカーを強く反対されていたというりょーんさん。4ドア車であることを理由に説得し、ノーマル状態の写真を見せたうえで、18歳の頃にRX-8を購入したという。

その後、紆余曲折を経てたどり着いたのが、現在のスタンス系スタイルだ。低さと実用性を両立するため、エアサスは欠かせない存在。車高を上げれば走行クリアランスは確保できるものの、やはり両親からの評価は厳しいままなのだとか……。

●取材イベント:MAZDAISM 2025

「軽のFC3S? SA22C風ロードスター!?」マツダ車オンリーイベント“MAZDAISM2025”に潜入[Part.1]

チューニング&カスタムカーが集まるイベントは、クルマ好きにとって人生の重要なスパイスのひとつ。そんな楽しみをもたらしてくれる新たなイベントが「MAZDAISM」だ。日本最大級を目指すマツダ車オンリーのカーショーから、ひときわ濃い個性を放つエントリーマシンをピックアップして紹介しよう。