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今日は何の日?

■WRCで磨かれた技術を投入したGRヤリス公開

東京オートサロン2020で発表されたGRヤリス

2019(令和元)年12月11日、トヨタは千葉県・幕張メッセで開催される「東京オートサロン2020」において、“GRヤリス”を世界初公開すると発表した。TGRが仕立てるスポーカーシリーズ“GR”には、世界ラリー選手権WRCで磨かれたノウハウや技術が惜しみなく投入されている。

ヤリスのルーツは大ヒットした新世代コンパクトカーのヴィッツ

1999年1月に誕生した「ヴィッツ」は、“世界に通じるコンパクトクラスの新ベンチマークとなる”をコンセプトに掲げて、プラットフォームや主要コンポーネントすべてを一新した新世代コンパクトカーとして誕生した。

1999年にデビューした新世代コンパクトカー、トヨタ「ヴィッツ」

従来のシンプルな2ボックススタイルではなく、丸みを帯びた世界に通用する欧州車風のハッチバックスタイルを採用。ロングホイールベース化することで広い室内空間が実現され、さらにワンランク上のインテリアで上質感をアピール。パワートレインは、小型・軽量化を図った最高出力70psの1.0L 直4 DOHC VVT-iエンジンと、5速MTおよび4速ATが組み合わされた。

1999年にデビューした新世代コンパクトカー、トヨタ「ヴィッツ」に搭載されたエンジン

さらに世界戦略車に相応しいように走行性能や安全性能も高められ、海外では「ヤリス」とネーミングして世界中で人気を獲得。発売当初から月販1万台を越え、初年度はカローラに続く15万台を達成し、日本と欧州で“カー・オブ・ザ・イヤー”をW受賞した。

4代目を迎えたヴィッツは、海外名ヤリスへ統一

2020年2月にデビューしたトヨタ初代「ヤリス」

2代目ヴィッツも順調にヒットしたが、3代目はライバルの台頭もあり、人気にやや陰りが見え始めた。そして、2020年2月、ヴィッツが4代目を迎えたタイミングで、ヴィッツは海外名と統一する形で「ヤリス」に車名を変更した。

2020年2月にデビューしたトヨタ初代「ヤリス」に搭載されたエンジン

ヤリスは、コンパクトカー専用TNGAプラットフォームを初めて採用して高い剛性と軽量化、さらに低重心を実現し優れた操縦安定性と上質な乗り心地を両立。スタイリングは、躍動感のある洗練されたフォルムに変貌し、インテリアはコンパクトカーながら広さと快適性が特徴だった。

パワートレインは、最高出力69ps/最大トルク9.4kgmの1.0L 直3 DOHC、120ps/14.8kgmの1.5L 直3 DOHCの新型ダイナミックフォースエンジンの2種エンジンとCVTおよび5速MTの組み合わせ。さらに、1.5Lエンジンを使ったハイブリッドを加えた3種のパワートレインが用意された。ハイブリッドの燃費は、クラス世界トップレベルの36.0km/L(WLTCモード)を達成した。

2020年2月にデビューしたトヨタ初代「ヤリス」のコクピット
2020年2月にデビューしたトヨタ初代「ヤリス」の前後シート

駆動方式はFFをベースに1.5Lガソリン車には4WD、ハイブリッド車にはモーターで後輪を駆動させる電動4WD(E-Four)が採用された。

さらに、“トヨタ・セイフティセンス”など運転支援システムも充実させ、トヨタの最新技術を投入したヤリスは大ヒット。2020年の販売台数ランキングは登録車で堂々の1位、2023年もトップの座を守り、現在も人気を継続している。

高性能ターボと本格4WDを搭載したGRヤリス

2019年12月に発表されたトヨタ「GRヤリス」のプロトタイプ

2019年12月のこの日に発表された「GRヤリス」は、TGRがWRCなどの活動を通して蓄積してきたノウハウや技術を投入して誕生した。

2019年12月に発表されたトヨタ「GRヤリス」

GRヤリスは、ベースのヤリスとは異なるTNGAに基づいたスポーツ4WDプラットフォームを採用。バランスの取れた高剛性ボディとともに、前後のサスペンションジオメトリを最適化。またアッパーボディには、アルミ素材のエンジンフード、トランクリッドおよびドアパネルに加え、CFRP素材のルーフパネルを採用。軽量化を図りながら頑強かつ優れた空力性能のボディが実現された。

2019年12月に発表されたトヨタ「GRヤリス」のGR-FOURシステム

パワートレインは、走りを気軽に楽しめる“RS”、高性能ベースの“RZ”、競技ベース用の“RC”の3つのグレードを用意。RSは、最高出力120ps/最大トルク14.8kgmの1.5L 直3 DOHCとCVTの組み合わせ、駆動方式はFF。RZおよびRCは、272ps/37.7kgmを発揮する1.6L 直3 DOHC直噴インタークーラーターボと6速MTの組み合わせ。

トヨタ「GRヤリス」のコクピット
トヨタ「GRヤリス」のフロントシート

駆動方式は、ヤリスの電動4WD(E-Four)とは異なる、WRCなどのモータースポーツで培ってきたスポーツ4WD“GR-FOUR”を採用。これは、電子制御の多板クラッチによって、前後駆動力を0~100まで可変制御できる4WDシステムである。

2019年12月に発表されたトヨタ「GRヤリス」

RZおよびRCに搭載された高性能ターボエンジンは、3気筒エンジンとしては世界最高レベルの出力であり、0-100km/h加速は5.5秒以下、最高速度230km/hを記録した。

車両価格は、RSが265万円、RC330万円、RZが396万円に設定された。

東京オートサロン2020で発表されたGRヤリス
2019年12月に発表、2020年に発売されたトヨタ「GRヤリス」

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GRヤリスは一般的なスポーツグレードではなく、WRC参戦用に開発されたラリー技術が市販車に惜しみなく注入されたモデルである。三菱「ランサーエボリューション」やスバル「インプレッサWRX」のようなモデルだが、コンパクトカーサイズとしては希少な存在だ。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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