2.4Lガソリンと2つの電気モーターを搭載したPHEVなどラインナップ。
日産が現在開発を進める、次世代「X-TRAIL」(エクストレイル)の最新予想CGが、提携するNikita Chuicko氏から届いた。
エクストレイルの歴史は、初代がデビューした2000年に遡る。初代は、アルメーラとプリメーラの乗用車とプラットフォームを共有していた。現在、第4世代が生産されている。北米市場向け「ローグ」は、2026年に登場する予定だが、日本市場向け「エクストレイル」は2027年に導入予定となっている。

予想CGは、撮影されたプロトタイプをベースに、最新情報を元に製作したといい、かなり正確と思われる。
全体的には現行モデルと似ているが、デザインは大きく変更される。フロントエンドには、ヘッドライトと視覚的に一体化した台形グリルが採用。メインライトクラスターは細く水平に配置され、最新世代のムラーノを彷彿とさせる。LEDパーキングライトはより低い位置に配置され、両側に5つの多角形要素が配置されている。

サイドビューでは、新世代のフラッグシップSUV「パトロール」を彷彿とさせる幅広のCピラーが特徴で、一目でそれと分かる。リアセクションだが、リアオーバーハングが若干長くなり、ルーフが長くなったことでトランクスペースも拡大するようだ。テールライトは現在カモフラージュで完全に隠されているため、同じパトロールを彷彿とさせるテールライトが予想されている。
ボディサイズは、全長4700mm (+10mm)、全幅1840mm(+−0)、全幅1730mm(+10mm)と拡大されることが予想される。また「CMF-C/D」最新世代のプラットフォームを採用することで、高速性能の操縦安定性、静粛性、及びボディ剛性が大幅に向上するとみられる。
技術的な詳細はまだ確定していないが、新型X-Trailには2種類のハイブリッドパワートレインが搭載されると思われる。1つは同社の第3世代e-POWERで、専用の1.5リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンと組み合わされ、最高出力300ps(4WDでは330psに向上)を発揮、燃費はFFで21.0km/L、4WDで19.5km/Lへと向上。もう1つは2.4リッターガソリンエンジンと2つの電気モーターを搭載したプラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)だ(同様の構成は、最近発表された三菱アウトランダーの改造車である日産ローグPHEVにも搭載されている)。そのほか、1.5リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンも導入予定となっている。
注目の価格だが、ハイスペック電動化により15〜20万円のアップが予想され、フラッグシップとなるPHEVバージョンでは、現行「NISMO Advanced Package e-4ORCE」の5,962,000円を超えてくる可能性もありそうだ。





