2014年のデミオのデビュー以来11年!

ボディカラーはエアログレーメタリック

現行MAZDA2のデビューは、2014年9月。当初は、1.3L直4ガソリンエンジンと1.5L直4ディーゼルのSKYACTIV-D1.5を搭載。その後、ガソリンエンジンは、1.5Lになり、2019年9月にデミオからMAZDA2へ名前を変えている。

大幅改良前のMAZDA2

何度か商品改良を受けていて、23年1月には大幅なデザイン変更も行なわれている。2024年11月には、ディーゼルエンジンがラインアップから外れ、エンジンは1.5Lガソリンだけになった。というわけで、久しぶりに乗ったMAZDA2は、1.5L直4ガソリンエンジンを積んだ、15SPORT+の4WDである(2025年11月20日に機種体系が変更になり、現在では250万1400円)。

デビューから実質11年。

ライバルのトヨタ・ヤリスとホンダ・フィット、日産マーチは2020年にフルモデルチェンジを受けている。さすがに、ライバルたちに伍して戦える商品力がMAZDA2にあるか。

全長×全幅×全高:4080mm×1695mm×1550mm ホイールベース:2570mm

MAZDA2 15SPORT+ 4WD(1.5L直4+6AT)250万1400円(18.1km/L)
トヨタ・ヤリスZ 4WD(1.5L直3+CVT)243万5400円(19.1km/L)
ホンダ・フィット リュクス4WD(1.5L直4+CVT) 257万8400円(16.0km/L)
日産ノートX Four(1.2L直3+e-POWER)261万4700円(23.8km/L)

価格はノンハイブリッドのライバルと同価格帯(ノートはe-POWERのみ、だから高い)だし、燃費性能もけっして引けを取らない。マツダR&Dセンター横浜でMAZDA2を借り出して街に出てみると、MAZDA2をそこかしこで見かける。さすが11年だ。しかも、昨年2024年に日本でもっとも売れたマツダ車でもあるのだ(それはそれで、別の問題のような気がするけれど)。

ちゃんとアップデートし続けている

エンジンはSKYACTIV-G 1.5。最高出力110ps/最大トルク142Nm
トランスミッションはマツダ内製の6速AT。

走り出せば、パワフルでも静かでもないけれど、軽快で楽しい。アクセルを踏み込めば6ATは小気味よく変速する。エンジンの元気に吹け上がる。センターディスプレイは、商品改良を受けて8.8インチへ拡大しているし、コンバイナー式だが、ヘッドアップディスプレイも装備している。Apple CarPlay(Android Auto)も使える。USB充電もできる(ただし、USB-TypeBのみ)。マツダはちゃんとMAZDA2に手を入れ続けていたのだ。

パーキングブレーキはレバー式。
最近、あまり見なくなったコンバイナー式HUD。
このあたりの質感がいい

以前、改名する前のデミオのディーゼル仕様で東京ー広島を一気乗りしたことがある。そのときの疲れにくい、そして燃費性能の高さを実感した。基本性能の高さがロングライフ化できている理由なのだろう。

エクステリアデザインは、まだ賞味期限内でいま見ても魅力的だ。

MAZDA2の元ネタであるコンセプトカーの跳(HAZUMI)は2014年のジュネーブモーターショーでワールドプレミアされた。そのときに、「なんてカッコいいコンパクトカーなんだ!」と衝撃を受けたことを思い出す。インテリアの質感も、なかなかいい。ただし、パーキングブレーキがいまや懐かしくなったレバー式なのはご愛敬だ。

今回、1週間で915.6km走行した。燃費は16.7km/L。WLTCモード燃費に対する達成度は92.3%だった。スニーカーのような気軽さとフットワークで乗れるMAZDA2、いまだに商品力をキープしているのはさすがだ。筆者が選ぶなら、15SPORTⅡのFFの6MT(219万2300円)。コンパクトカーの楽しさは、限りあるエンジンパワーをマニュアルトランスミッションで引き出し、キビキビ走らせること。となれば、MTをまだ選べるMAZDA2は、存在価値がある(※ヤリスもMTを選べる)。

まもなく12年目を迎えるMAZDA2。そろそろ次期モデルの噂も出てくるタイミングだ。HAZUMIが現行MAZDA2になった流れを考えると、JMS2025に登場したVISION X-COMPACT(ビション・クロスコンパクト)が次期MAZDA2のベースになるのかもしれない。それはそれで、すごく楽しみだ。

MAZDA2 15SPORT+(4WD)
全長×全幅×全高:4080mm×1695mm×1550mm
ホイールベース:2570mm
車重:1170kg
サスペンション:Fマクファーソンストラット式Rトーションビーム式
駆動方式:4WD
エンジン
形式:1.5L直列4気筒DOHC
型式:SKYACTIV-G1.5 P5-VPS
排気量:1496cc
ボア×ストローク:74.5mm×85.8mm
圧縮比:14.0
最高出力:110ps(81kW)/6000pm
最大トルク:142Nm/3500rpm
燃料供給:筒内燃料直接噴射(DI)
燃料:無鉛レギュラー
燃料タンク:44L
燃費:WLTCモード燃費 18.1km/L
 市街地モード 15.2km/L
 郊外モード 18.1km/L
 高速道路モード 19.7km/L
トランスミッション:6速AT
車両本体価格:228万1400円
試乗車はオプション込みで233万6400円(2025年10月時)